境内散歩

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鎌倉・建長寺の塔頭(後半)~妙高院・宝珠院・同契院・華蔵院・長寿寺・円応寺~

  • 2019.05.11

前回に引き続き建長寺の現存する塔頭・十二院を順にご紹介しますが、後半となる今回は、妙高院・宝珠院・同契院・華蔵院・長寿寺・円応寺を取り上げさせて頂きます。江戸時代初期の建長寺は、 長谷地区の寺院に大きな影響力を持っていたようで、今回ご紹介する塔頭の中でも「宝珠院」は当時の「長谷観音」を管理しており、「円応寺」はもともと長谷にあったものを最終的に現在の場所に引っ張ってきました。さらに長谷の鎌倉大仏で […]

鎌倉・建長寺の塔頭(前半)~西来庵・天源院・正統院・龍峰院・回春院・禅居院~

  • 2019.05.08

現在の建長寺には、境外を含め計十二院の塔頭があります。江戸時代後期・天明七年(1787年)正月時点の建長寺末寺帳には、計二十六ケ院(当時は常楽寺・海蔵寺・明月院・報国寺も塔頭にカウント)の塔頭が記載されていますので数を減らしてはいますが、鎌倉では円覚寺に次ぐ数を誇ります。なお同じ天明七年には、過去に廃絶した塔頭二十九ケ院の書上げも作成されており、両方を足し合わせるとこれまで建長寺の塔頭を名乗った寺 […]

浄光明寺・覚賢五輪塔~鎌倉まつり特別公開~

  • 2019.05.05

覚賢五輪塔が建つ旧・多宝寺の敷地には、普段は入ることができませんが、毎年「鎌倉まつり」の期間中は、覚賢五輪塔を管理している浄光明寺の裏山の木戸が開かれ特別に拝観できます。覚賢五輪塔は、鎌倉時代に建てられた高さ3mほどもある鎌倉最大級の五輪塔で、国の重要文化財に指定されています。長らく旧・多宝寺を開いた忍性の墓とされてきましたが、関東大震災の折、倒壊した塔の内部から「多宝寺覚賢長老遺骨也嘉元四年二月 […]

鎌倉・建長寺◆境内散歩(その1)◆天下門・総門・三門・鐘楼

  • 2019.04.30

鎌倉で一番有名なお寺は?と尋ねられれば、まず一番に挙げられるのは鎌倉五山第一の格式を誇る建長寺でしょう。塔頭の数は同じ北鎌倉の円覚寺に譲るとしても、敷地面積・主要建造物の充実度に勝り、仏教史から見ても円覚寺の兄貴分といった位置付けになります。蘭渓道隆を開山に迎えて建長五年(1253年)に 北条時頼により開創された建長寺は、鎌倉で最初の純粋禅の道場です。当時、京都には建仁寺がありましたが、この時点で […]

鎌倉・円応寺◆境内散歩◆

  • 2019.04.14

新居山(あらいざん)円応寺(えんのうじ)は、建長寺の境外塔頭で、県道21号線を挟んで建長寺の向かい側にあります。ご本尊の閻魔大王を始めとする「十王」が祀られていることから「閻魔堂」「十王堂」とも呼ばれ、毎年8月16日には大施餓鬼会が執り行われます。また鎌倉二十四地蔵尊霊場の第八番札所、鎌倉十三仏の第五番札所もお務めです。 なお円応寺のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス等につきましては、 […]

桜咲く北鎌倉・円覚寺~湘南鎌倉お花見巡礼(2019年)~

  • 2019.04.11

円覚寺には建長寺のような桜並木こそありませんが、境内には至るところに桜が植えられています。山門・仏殿等の伽藍や塔頭の建物を背にした桜の花は、なかなかに見応えがあります。 また、桜だけでなく沢山の春の花々が楽しめるのも円覚寺の特徴です。 境内図 次の境内図の赤い点線で囲まれたあたりに桜が植えられています。 総門付近 総門前の石段を背にJR横須賀線の線路を跨いだ南側も、実は円覚寺の境内です。ここにある […]

桜咲く鎌倉・光明寺~湘南鎌倉お花見巡礼(2019年)~

  • 2019.04.08

鎌倉・材木座にある浄土宗大本山・光明寺は、この地区随一の大寺院で、山門内の至る所に植えられた桜が由緒ある建物を背景に美しく映えます。鎌倉でも南に位置するためか、北鎌倉あたりの寺院に比べると半歩先に開花することが多いようです。 なお光明寺のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス等につきましては、以下のリンクをご覧ください。⇒光明寺へ 境内図 次の境内図の赤い点線で囲まれたあたりに桜が植えら […]

桜咲く鎌倉・鶴岡八幡宮~湘南鎌倉お花見巡礼(2019年)~

  • 2019.04.07

鶴岡八幡宮の桜と云えば「段葛」が有名ですが、境内にも「源氏池」「ぼたん園 」「平家池」「流鏑馬馬場」等で美しい桜が楽しめます。特に「ぼたん園」は「春ぼたん」が綺麗な時期ですので、二度美味しいお勧めスポットです。また、この時期は「若宮例祭」「旗上弁財天例祭」等の祭礼とも重なりますので、うまくスケジューリングしてみましょう。 なお鶴岡八幡宮のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス等につきまして […]

桜咲く北鎌倉・建長寺~湘南鎌倉お花見巡礼(2019年)~

  • 2019.04.06

鎌倉幕府執権・北条時頼の発願により蘭渓道隆を開山に迎えて建長五年(1253年)に創建された建長寺は、長い歴史の中で幾度も大きな地震や火災の被害を受けましたが、その都度力強く再興を重ね、鎌倉五山の筆頭として現在に法灯を受け継いできました。 北鎌倉地区で桜の美しいお寺はいくつかありますが、建長寺はその代表格であり、広い境内の至るところに桜が咲いています。私がお勧めしたいのは、次の境内図にある「三門前」 […]

段葛(だんかずら)◆鶴岡八幡宮・境内散歩(その6)◆

  • 2019.04.01

鎌倉の段葛(だんかずら)は、二の鳥居から三の鳥居にかけての450m強の区間、若宮大路の中央部分に一段高く盛り上げられた参道のことを云います。両脇が石積みになっていることから別名「置石(おきいし)」とも呼ばれ、もともと源頼朝が夫人の政子の出産の無事を祈願して構築したものと云われます。当初は由比ヶ浜の大鳥居から三の鳥居まで続く長大なものでしたが、次第に短くなり、現在は二の鳥居からとなりました。 なお鶴 […]

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