境内散歩

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鎌倉・円覚寺◆境内散歩(その5)◆正續院(しょうぞくいん)~舎利殿・正法眼堂・一撃亭~

  • 2024.01.03

 円覚寺塔頭の「正續院」は、開山・無学祖元の塔所として知られている訳ですが、実は臨済宗円覚寺派における四つの大切な役割を担っています。 第一に開山・無学祖元の塔所「開山塔」としての役割です。無学祖元は、円覚寺の開山であると共に建長寺の二世でもありますので、塔所は示寂の地である建長寺に置かれ「正續庵」と呼ばれておりましたが、後に、夢窓疎石が後醍醐天皇に働きかけ円覚寺境内に移したのが、現在の「正續院」 […]

横須賀・東漸寺◆境内散歩~日金地蔵尊

  • 2023.11.04

 「東漸寺」という名のお寺は、意外とたくさんあるのをご存じでしょうか?今回ご案内する横須賀・ 東漸寺の周辺でも、鎌倉・腰越には龍口寺輪番八ヶ寺の一つ龍口山・東漸寺(日蓮宗)、横浜・杉田には霊桐山・東漸寺(臨済宗)、横浜市内だけでもさらに三ケ寺(中区・鶴見区・都筑区)あります。「東漸 」というのは、中国系の仏教語で、大乗仏教がインドから次第に東の方に伝播していく様を表す言葉です。仏教の東の終着点であ […]

江島神社◆境内散歩(その6)◆~岩屋本宮~稚児ヶ淵・龍池窟~

  • 2023.05.11

 江島神社に伝わる『江島縁起』には、まず 欽明天皇が、その十三年(552年)に「宮」を島南の竜穴(岩屋のこと)にお建てになり、さらに「役小角(えんのおづぬ)」が修行場として御窟を開いたと記されています。その後も奈良・平安・鎌倉 と続く江ノ島の長い歴史の中で「泰澄」「道智」「空海」「安然」「日蓮」「蘭渓道隆」といった名僧たちが、夫々に、岩屋に籠り行を修しました。 弁財天をお祀りする宗教施設としての岩 […]

江島神社◆境内散歩(その5)◆~奥津宮(龍宮・源頼朝寄進鳥居)~サムエルコッキング苑・江の島大師~

  • 2022.12.06

明治の神仏分離令以降、奥津宮と呼ばれるようになったこのお社ですが、弁財天を主祭神としていた江戸期までは、台風や「御掃除波」と呼ばれる夏季の激浪の影響で岩屋の水位が上がりやすい時期に、岩屋本宮(現在の「江の島岩屋」)の岩屋本尊を安置することから本宮御旅所と呼ばれていました。「新篇相模國風土記」によれば4月初巳の日に本宮より遷座し、10月初亥の日に還御していたそうです。 そうした背景から奥津宮そのもの […]

江島神社◆境内散歩(その4)◆~中津宮(なかつみや)~中津宮広場(旧金亀楼跡)・水琴窟(奘瞭停)

  • 2022.05.07

仁寿三年(853年)に江ノ島を訪れた慈覚大師・円仁は、窟屋に籠り三十七日の修法の末に十五童子を引き連れた弁財天女の来迎を得て、心見した弁財天女の姿を像に刻み国司に願い社壇を設けて安置しましたが、これが江島神社「中津宮」の前身「上之宮」の開創とされています。現在の社殿は、江戸期・元禄二年(1690年)に建立されたもので、その朱色も鮮やかな権現造には、江ノ島三社の中でもひと際目立つ存在感があります。中 […]

江島神社◆境内散歩(その3)◆~辺津宮(へつみや)~奉安殿・八臂弁財天・妙音弁財天・八坂神社

  • 2021.11.14

江島神社・辺津宮(下之宮)は、江ノ島三社の中で最も北よりに位置し、江ノ島の玄関口である青銅鳥居から仲見世通りを抜け大石段を上ってすぐのところにあり、建永元年(1206年)に慈悲上人・良真の働きかけにより鎌倉将軍・源実朝が創建した江ノ島三社の中では一番新しい神社です。 ご祭神として、天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけひ)に際し素戔嗚尊の十束剣(とつかのつるぎ)を噛み砕いた天照大神が吹き出した息から生まれ […]

江島神社◆境内散歩(その2)◆~青銅鳥居から瑞心門へ~弁財天仲見世通り・岩本楼・福石

  • 2021.09.29

 青銅鳥居を潜り瑞心門に至る参道「弁財天仲見世通り」の両脇は、旧江ノ島三坊のうち「岩本院」の流れを汲む「岩本楼」や「下之坊」が姿を変えた「恵比寿屋」 等の旅館、飲食店、土産物屋が立ち並ぶ江ノ島で一番賑やかな場所です。平成の初めごろにはスマートボールや射的のお店など昭和の雰囲気をたっぷり残した独特の風情がありましたが、すっかり小綺麗になってしまい、どこか寂しく感じられます。 参道突き当りにある江島神 […]

江島神社◆境内散歩(その1)◆~江の島道から江ノ島へ~江の島弁天橋・聖天島

  • 2021.09.01

藤沢市江ノ島にある江島神社は、辺津宮(へつみや)・中津宮(なかつみや)・奥津宮(おくつみや)の三社からなります。御祭神(「江島大神」と総称される)は、天照大御神と須佐之男命の誓約により誕生した所謂「宗像三女神」で、 辺津宮(下之宮)では「田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)」、中津宮(上之宮)では「市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)」、奥津宮(本宮御旅所)では「多紀理比賣命(たぎりひめのみこと) […]

鎌倉・窟堂(いわやどう)◆境内散歩◆~岩窟不動尊~

  • 2021.07.24

窟堂(いわやどう)・岩窟不動尊は、川喜多映画記念館から横大路(宝戒寺から鶴岡八幡宮前を西に抜け、さらにJR横須賀線を渡り今小路に至る)を少し西に進んだところにあります。平安期・鎌倉初期に三方を山に囲まれた鎌倉の中心地に大船方面から入るには、北鎌倉駅横の十王橋を過ぎたところを右折して源氏山・化粧坂を経由し、さらに川喜多映画記念館前を東西に通る横大路の北側の山の上を通過して、鶴岡八幡宮の西側に抜けるル […]

金沢八景・称名寺◆境内散歩(その3)◆金堂・釈迦堂・鐘楼・北条実時墓所・八角堂等

  • 2021.06.26

称名寺の往年の七堂伽藍の伝統を今に引き継ぐ建物が「金堂」です。所蔵設備が整った近代的な金沢文庫が成立し貴重な文化財が預託されるまでの長い年月、堂内には、称名寺に代表される金沢の諸寺の歴史が凝縮された仏・諸像が安置されてきました。金堂の東隣には、江戸期に建立された「釈迦堂」が並び、金沢八景「称名の晩鐘」で詠われた梵鐘(重文)が今も残る「鐘楼」、御朱印所となっている「庫裏」と共に、現在の称名寺の中心と […]

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