鎌倉・葛原岡神社~例大祭(2019年)~その4・神前祭・墓前祭

鎌倉・葛原岡神社~例大祭(2019年)~その4・神前祭・墓前祭

日野俊基卿の御命日にあたる毎年6月3日には、鎌倉・葛原岡神社・本殿において巫女二名による御神楽が奉納される「神前祭」が、また日野俊基卿の墓所において「墓前祭」が執り行われます。なお例大祭の一環として開催される由比ヶ浜の宵宮と本祭につきましては、動員の関係上、6月の最初の土日に行われるのが慣例となっています。

鎌倉・葛原岡神社の例大祭(2019年)につきましては、以下のリンクもご覧ください。
⇒「鎌倉・葛原岡神社~例大祭(2019年)~その1・宵宮祭」へ
⇒「鎌倉・葛原岡神社~例大祭(2019年)~その2・本祭・神輿渡御(前半)」へ
⇒「鎌倉・葛原岡神社~例大祭(2019年)~その3・本祭・神輿渡御(後半)」へ

例大祭の日取り

令和元年(2019年)の例大祭では、葛原岡神社本殿での「神前祭」と、日野俊基卿墓前での「墓前祭」は6月3日(月)の11:00より執り行われ、それに先立つ6月1日(土)に「宵宮祭」 、6月2日(日)に 「本祭・神輿渡御」が、鎌倉・由比ヶ浜通りを中心に催されました。

葛原岡神社の場所

鎌倉駅西口を出てから銭洗弁財天の隧道横を通るルートで徒歩30分くらいになります。

境内の様子

大仏・源氏山公園ハイキングコース・北鎌倉駅側からの入口には提灯が掲げられています。

大仏・源氏山公園ハイキングコース・北鎌倉駅側からの入口

前日に由比ヶ浜通りで行われた 賑やかな本祭の神輿御渡とは打って変わって、神前祭及び墓前祭を待つ葛原岡神社の境内は、とても静かでした。

神前祭

御祭の準備

参列者に授与される神札や、お供え物などが御本殿に運ばれます。

昇殿

葛原岡神社宮司(鎌倉宮宮司の兼職)以下の御神職の皆様が、笙の奏者を先頭に御本殿前にお進みになります。

修祓

神事に先立ち、まずは修祓。

開扉

御本殿の扉を開き、御神体を拝します。

献饌

瓶子の蓋を外すことで、献饌とします。

祝詞奏上

宮司による祝詞奏上。

御神楽奉納

巫女御二方による御神楽の奉納です。

玉串奉奠

宮司、主な参列者に続き、一般の参列者も玉串を奉じます。

撤饌

瓶子に蓋をすることで、撤饌とします。

閉扉

最後に、宮司が御本殿の扉を閉めます。

退下

宮司等ご神職が退下します。

紫陽花(あじさい)

木々に囲まれた葛原岡神社の境内には、いろいろな種類の紫陽花が咲いていました。

墓前祭

御本殿での神前祭に引き続き、日野俊基卿の御墓の前で、墓前祭が執り行われました。新緑が透けるような日差しが印象的でした。

日野俊基卿の御墓付近の様子

入口には石碑があります。

宝篋印塔型の墓石は玉垣で囲まれ、玉垣の右外側には鎌倉町青年会による「俊基朝臣墓所」の石碑が建っています。

墓前祭の準備

お供え物が準備され、宮司以下二名の神主も墓前に向かって左手にお並びです。

献饌

瓶子の蓋が取られます。

祝詞奏上

宮司による祝詞奏上。

玉串奉奠

宮司及び参列者の代表が、玉串を奉げます。

撤饌

御神職が、瓶子に蓋をします。

直会

直会は、社務所奥に場所を移して行われました。

最後までご覧いただきありがとうございました。木々の緑に囲まれた境内は、6月でありながら雨が降るでもなく、長袖がちょうどの過ごしやすい日和でした。