鶴岡八幡宮~手斧始式(ちょうなはじめしき)2019年~
- 2019.01.17
鎌倉・鶴岡八幡宮の「手斧始式(ちょうなはじめしき)」は、1191年(建久二年)3月の鎌倉大火で焼失した鶴岡八幡宮の再造営に際して、海上輸送されてきた用材を由比ヶ浜に引き揚げた後、「木遣唄(きやりうた)」にのせて境内まで運び製材・加工した一連の工程を様式化したものとされ、鎌倉の建築業界全体の仕事始めという意味を込めて毎年1月4日に奉納されます。「手斧始式」の中では鎌倉時代に使われていた大工道具(手斧 […]
神に抱かれ仏と共に歩む日々…
鎌倉・鶴岡八幡宮の「手斧始式(ちょうなはじめしき)」は、1191年(建久二年)3月の鎌倉大火で焼失した鶴岡八幡宮の再造営に際して、海上輸送されてきた用材を由比ヶ浜に引き揚げた後、「木遣唄(きやりうた)」にのせて境内まで運び製材・加工した一連の工程を様式化したものとされ、鎌倉の建築業界全体の仕事始めという意味を込めて毎年1月4日に奉納されます。「手斧始式」の中では鎌倉時代に使われていた大工道具(手斧 […]
1月11日に催された鎌倉・材木座の漁業に携わる方々のお祭り「汐まつり」において「潮神楽」が執り行われました。晴れ渡った空の下、南正面には相模湾が青々と広がり、稲村ヶ崎の向こうに雪を頂く富士が浮かぶ絶好の舞台で奉納される「鎌倉神楽」には格別の爽やかさがあります。また、普段神社の拝殿内で行われる神事もしっかりと目にすることができ、とても勉強になりました。 ◆鎌倉神楽◆ 鎌倉神楽は、今から800年くらい […]
1月10日は、本覚寺「鎌倉えびす」の「本えびす(十日えびす)」でした。「本えびす(十日えびす)」は商売繁盛・漁業の神様として知られる「えびす」様の歳の初めのご縁日「初恵比須」に該る1月10日に行われる祭礼で、関西の西宮神社や今宮戎神社などが有名です。 本覚寺は、室町時代に「日出(にっしゅつ)上人」により日蓮宗寺院として開山されましたが、えびす神が祀られる「夷堂(えびすどう)」の歴史はそれより古く、 […]
1月6日は鎌倉大町・八雲神社「初神楽(湯花神楽)」の日で、地元ではおなじみの「鎌倉神楽」が四名のご神職により、午後3時から奉納されました。鎌倉神楽は、今から800年くらい前に、京都・石清水八幡宮より伝わったもので、元々三十六座ほどありましたが、現在は湘南鎌倉地区のご神職有志で構成される「湯立神楽保存会」を中心に十二座が残っています。八雲神社の宮司も「湯立神楽保存会」に参加なさっており、他の神社でも […]
鶴岡八幡宮では、元旦・午前5時からの「歳旦祭(さいたんさい)」に引き続き午前7時より「神楽始式(かぐらはじめしき)」が執り行われ「八乙女の舞(やおとめのまい)」が奉納されました(昨秋の「神幸祭」での「八乙女の舞」も同じメンバーで奉納されました)。例年、多くの初詣参拝者が見込まれる鶴岡八幡宮では、元旦とは云えまだまだ初詣参拝者の少ない早朝の時間帯を選んでこうした式典を執り行います。 「八乙女の舞」の […]
鶴岡八幡宮では、昨年の大晦日に「大祓(おおはらえ)」が執り行われました。「大祓」は、日常生活の中で知らず知らずのうちに纏わりついた罪穢(つみけがれ)を祓い清める行事で、鶴岡八幡宮では6月30日と12月31日の二回行われます。 まず、参列者は神職と共に「大祓詞(おおはらいことば)」を唱え、続いて小さく刻んだ麻と正方形に小さく切った紙片「切麻(きりくさ)」を身に振りかけます。さらに、紙を人の形に切り抜 […]
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお付き合いください。 さて本日・元旦は、早朝から初詣に行って参りました。鎌倉中心部が交通規制(大晦日23時~元旦17時)で車を乗り入れることができない為、鶴岡八幡宮(歳旦祭・八乙女の舞)、鎌倉宮(歳旦祭)、銭洗弁財天、本覚寺(鎌倉えびす)等、鎌倉駅から徒歩圏内の寺社をいくつか回ってみましたので、早速ご紹介させていただきます。 鶴岡八幡宮・歳旦祭・午前5 […]
鶴岡八幡宮では12月16日(日)に「御鎮座記念祭」が執り行われました。 鶴岡八幡宮は、康平六年(1063年)に、源頼義が、京都・石清水八幡宮を材木座の元八幡の地に勧請したことに始まります。その後、治承四年(1180年)に、源頼朝が現在の地(旧小林郷北山)に遷座しましたが、建久二年(1191年)3月3日の火災で焼失したため、大臣山の中腹を切り開いて社殿を造営し改めて同年11月21日に京都・石清水八幡 […]
11月15日(木)は「七五三詣で」の日で、全国の神社で様々な行事が行われました。今ではすっかり定着したお馴染みの年中行事ですが、七五三の歴史はそう古いものではなく、江戸時代に将軍・徳川綱吉の長男・徳松の健康を祈願したことから始まったものです。 この日は鎌倉・鶴岡八幡宮も穏やかな良い天気で、例年通り舞殿で「七五三祈請祭(きせいさい)」がとりおこなわれました。 「七五三祈請祭」の模様は、以下の動画をご […]
今回は、円覚寺に続いて北鎌倉・建長寺の宝物風入(2018年)をご案内します。建長寺では、円覚寺と同様11月3日~5日の3日間、所蔵の宝物の虫干しも兼ねた恒例の展示会「宝物風入」が実施され、普段は鎌倉国宝館に預託されているような国宝・重要文化財級の宝物を含め100点を超える建長寺の寺宝が展示されました。国宝「蘭渓道隆像」の実物をガラスケース越しではなく、ナマで目にすることができる年に一度の素晴らしい […]