輪王寺・三仏堂付近~紅葉の日光遠征記2018(その4)~
- 2018.11.22
「紅葉の日光遠征記」第四回目の今回は、聖地・日光の「要」輪王寺の様子をご紹介します。既に触れて参りましたように、明治の廃仏毀釈とそれに伴う神仏分離令で「二社一寺」に分かれてしまった日光山ですが、もともとはそのような区別はなく、まさに政教・神仏相唱和する日本的霊性を体現した聖地でした。今回ご紹介する輪王寺(旧・満願寺)は、その日光山信仰の体系上の「要」であり、東照宮が造立される前の日光山そのものと云 […]
神に抱かれ仏と共に歩む日々…
「紅葉の日光遠征記」第四回目の今回は、聖地・日光の「要」輪王寺の様子をご紹介します。既に触れて参りましたように、明治の廃仏毀釈とそれに伴う神仏分離令で「二社一寺」に分かれてしまった日光山ですが、もともとはそのような区別はなく、まさに政教・神仏相唱和する日本的霊性を体現した聖地でした。今回ご紹介する輪王寺(旧・満願寺)は、その日光山信仰の体系上の「要」であり、東照宮が造立される前の日光山そのものと云 […]
「紅葉の日光遠征記」第三回目の今回は、勝道上人による日光開闢の聖地である「四本龍寺(しほんりゅうじ)」と「本宮神社(ほんぐうじんじゃ)」をご紹介します。 日光開闢の時点での両者の関係はというと、先に「四本龍寺」が出来て後、その鎮守として「二荒山神社(現在の本宮神社)」が創立されたという経緯から、「二荒山神社(現在の本宮神社)」は「四本龍寺」に包含されていました。 「二荒山神社(現在の本宮神社)」が […]
「紅葉の日光遠征記」第二回目の今回は、少し地味ながらも奥深い「滝尾神社(たきのおじんじゃ)」に通じる古道「滝尾道」をご紹介したいと思います。 現在、日光を代表する「権現様」と云えば、神君・徳川家康公をお祀りした日光東照宮ということになりますが、日光東照宮が創立されたのは元和三年(1617年)、約400年前のことです。しかし、嘉祥三年(850年)に新宮(今の二荒山神社・本社)が創立されて以降の800 […]
先日、紅葉が映える秋の日光に行って参りました。東照宮、輪王寺、二荒山神社、中禅寺といった人気どころも追々投稿しますが、まずは日光の表玄関「神橋(しんきょう)」からこのシリーズをスタートしたいと思います。 日光は、奈良時代末期に勝道上人が開いた霊場で、日光二社一寺(東照宮・二荒山神社・輪王寺)と、それらに纏わる多くの史跡群から構成されています。 ◆日光の語源◆ 奈良時代末期、この地に霊場を開いた勝道 […]