鎌倉・宝戒寺~聖徳皇太子大祭(2019年)~
- 2019.01.31
鎌倉・宝戒寺では、年の初めの聖徳太子のご縁日に該る1月22日に、聖徳皇太子大祭が執り行われました。聖徳太子は中国から伝わるL字型の金属製大工道具「指矩(さしがね)」を日本に広めた方と云われておりまして、建築に携わる大工・鳶職は、日本中で太子講を組織して聖徳太子をお祀りしています。鎌倉でも鳶職組合、建築組合、造園組合の関係者が中心となって、聖徳皇太子大祭を盛り立てていらっしゃいます。聖徳皇太子大祭で […]
神に抱かれ仏と共に歩む日々…
鎌倉・宝戒寺では、年の初めの聖徳太子のご縁日に該る1月22日に、聖徳皇太子大祭が執り行われました。聖徳太子は中国から伝わるL字型の金属製大工道具「指矩(さしがね)」を日本に広めた方と云われておりまして、建築に携わる大工・鳶職は、日本中で太子講を組織して聖徳太子をお祀りしています。鎌倉でも鳶職組合、建築組合、造園組合の関係者が中心となって、聖徳皇太子大祭を盛り立てていらっしゃいます。聖徳皇太子大祭で […]
毎年1月25日は、天神様の年の初めの御縁日で、鎌倉・荏柄天神社でも「初天神祭」と、併せて「筆供養」が執り行われます。注連縄を張り巡らした祭場に据えられた銅製の梅鉢には、たくさんの古い筆が積まれており、焚き上げの準備は既に整っていました。神輿庫前の紅梅が鮮やかに咲き始める中、大きく開かれた御本殿の扉の左右には五色の幟をはためかせた大榊が立てられるなど、境内は天神様の御祭礼に相応しい厳かな空気に満たさ […]
鶴岡八幡宮では、新年の元旦から7日までの間、舞殿において「御判行事」が執り行われます。この行事には誰でも参加することができ、初穂料(千円以上)を納めますと舞殿にて玉串拝礼の後、額に御神印を押していただけます。普段、この御神印は御本殿の御神座近くに奉安されており、松の内の間のみ舞殿又は若宮に設けられた御判行事所に遷されて使用されます。 また、舞殿を退下する際には「牛王宝印(ごおうほういん)」の神符を […]
鶴岡八幡宮の「除魔神事(じょましんじ)」は、毎年1月5日に執り行われる儀式で、古くは源頼朝公が武家の事始として文治四年(1188年)正月6日に執り行った「御的始(おまとはじめ)」に遡ることができます。 「除魔神事」では、下拝殿(舞殿)の西側に特設会場が設けられ、下拝殿での神事を終えた後「蟇目の儀(ひきめのぎ)」及び「大的式(おおまとしき)」が執り行われます。「蟇目の儀」では、長さ15cmほどの紡錘 […]
鶴岡八幡宮では、小正月(1月15日)に左義長神事が執り行われます。左義長神事は、全国で広く行われている正月行事で、年の始めに穢れを祓い「歳徳神(とんど様)」にその年の豊作をお祈りする火祭りです。一般には「とんど焼き」「さいと焼き」と呼ばれています。鶴岡八幡宮では、青竹を円錐形に組み上げて、内部に正月に飾った注連縄・角松や縁起物等を積んだ高さ3mを超える二体の「さいと」に、斎主が神事の後に着火し焚き […]
鎌倉・鶴岡八幡宮の「手斧始式(ちょうなはじめしき)」は、1191年(建久二年)3月の鎌倉大火で焼失した鶴岡八幡宮の再造営に際して、海上輸送されてきた用材を由比ヶ浜に引き揚げた後、「木遣唄(きやりうた)」にのせて境内まで運び製材・加工した一連の工程を様式化したものとされ、鎌倉の建築業界全体の仕事始めという意味を込めて毎年1月4日に奉納されます。「手斧始式」の中では鎌倉時代に使われていた大工道具(手斧 […]
1月11日に催された鎌倉・材木座の漁業に携わる方々のお祭り「汐まつり」において「潮神楽」が執り行われました。晴れ渡った空の下、南正面には相模湾が青々と広がり、稲村ヶ崎の向こうに雪を頂く富士が浮かぶ絶好の舞台で奉納される「鎌倉神楽」には格別の爽やかさがあります。また、普段神社の拝殿内で行われる神事もしっかりと目にすることができ、とても勉強になりました。 ◆鎌倉神楽◆ 鎌倉神楽は、今から800年くらい […]
1月10日は、本覚寺「鎌倉えびす」の「本えびす(十日えびす)」でした。「本えびす(十日えびす)」は商売繁盛・漁業の神様として知られる「えびす」様の歳の初めのご縁日「初恵比須」に該る1月10日に行われる祭礼で、関西の西宮神社や今宮戎神社などが有名です。 本覚寺は、室町時代に「日出(にっしゅつ)上人」により日蓮宗寺院として開山されましたが、えびす神が祀られる「夷堂(えびすどう)」の歴史はそれより古く、 […]
1月6日は鎌倉大町・八雲神社「初神楽(湯花神楽)」の日で、地元ではおなじみの「鎌倉神楽」が四名のご神職により、午後3時から奉納されました。鎌倉神楽は、今から800年くらい前に、京都・石清水八幡宮より伝わったもので、元々三十六座ほどありましたが、現在は湘南鎌倉地区のご神職有志で構成される「湯立神楽保存会」を中心に十二座が残っています。八雲神社の宮司も「湯立神楽保存会」に参加なさっており、他の神社でも […]
鶴岡八幡宮では、元旦・午前5時からの「歳旦祭(さいたんさい)」に引き続き午前7時より「神楽始式(かぐらはじめしき)」が執り行われ「八乙女の舞(やおとめのまい)」が奉納されました(昨秋の「神幸祭」での「八乙女の舞」も同じメンバーで奉納されました)。例年、多くの初詣参拝者が見込まれる鶴岡八幡宮では、元旦とは云えまだまだ初詣参拝者の少ない早朝の時間帯を選んでこうした式典を執り行います。 「八乙女の舞」の […]