鶴岡八幡宮~歳旦祭(2020年)~

鶴岡八幡宮~歳旦祭(2020年)~

鶴岡八幡宮の年の初めに執り行われる祭儀は歳旦祭です。毎年元日の早朝5時より本宮にて新年を祝うと共に日本国の繁栄・世界の平和を祈念します。 祭主は、大晦日より本宮にて「年籠り」なさっている宮司が、お務めになりますが、そのため普段の祭主・宮司の祭儀とは異なり、社務所から祓戸を経て本宮に向かう行列の最高位の神主は権宮司で、宮司は本宮にて他の神主の到着を待つ形になります。

◆2021年・鶴岡八幡宮・歳旦祭の予定◆

開始日時 2021年1月1日 午前5時
場所 本宮

鎌倉駅から三ノ鳥居の様子

午前4時頃の鎌倉駅前は、こんな感じ。大晦日からの参拝客が帰宅したあと元旦の朝の参拝客が到着する前の鎌倉駅前は、自家用車の乗り入れができないこともあって、意外なほど人通りが少なくなります。

鎌倉駅東口
小町通り入口

二ノ鳥居から段葛を経て三ノ鳥居まで進みます。三ノ鳥居の西柱の足元には歳旦祭の掲示があります。

境内の様子

灯かりに映し出された日の出前の境内は、日中とは大分雰囲気が異なります。

手水舎
社務所
本宮・随身門

御神酒拝載所

御神酒所にて、御神酒を頂戴しました。社紋入りの杯は持ち帰らせていただけます。

御判行事

舞殿では、新年恒例の御判行事の準備が進みます。御判行事は、鶴岡八幡宮の御神印を参拝者の額に押し当て病気平癒、厄除、無病息災を祈念するもので、元旦から7日まで舞殿にて行われます(祭礼で使用する時間帯等では、若宮拝殿前に移動します)。

ご参考⇒
鶴岡八幡宮~御判行事(ごはんぎょうじ)2019年~

神印

歳旦祭

御神職の行列は、社務所前より祓戸に向かいます。祭主の宮司は、本宮にて「年籠り」をなさっているため、行列の中にはいらっしゃいません。

祓戸にて御祓い

祓戸を出た行列は、大石段を登り本宮へ入って行きます。

本宮での歳旦祭の様子は、境内参道脇の大スクリーンに映し出されます。本宮内は撮影禁止の為、内部を撮影できる数少ないチャンスでもあります。宮司も拝殿にお越しになり一同御着席です。

祭主一拝。

宮司による本殿の開扉。警蹕(けいひつ)。

祝詞奏上。

玉串拝礼

閉扉。鍵を持った宮司が戻ってこられます。

参列者が退出し、その後、権宮司以下の御神職が宮司に新年のご挨拶をなさいます。

本宮を出た権宮司以下の御神職の列は、大石段を下り、若宮拝殿にて拝礼の後、社務所に戻ります。

初日の出・長谷寺にて

歳旦祭の後、長谷寺で令和最初の初日の出を待ちました。雲に覆われはっきりと日輪を拝むことはできませんでしたが、雲の切れ間より漏れるご来光を仰ぎながら令和二年元旦の朝を迎えることができました。

最後までご覧いただきありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。