光明寺・観蓮会(2018年)

光明寺・観蓮会(2018年)

蓮の花が美しいこの時期に、普段立入ることのできない大聖閣で蓮池を眺めながらお茶を頂けると伺い、光明寺の観蓮会(2018年)に行って参りました。

記主庭園の蓮花は見事でした。色が少し白っぽい古代ハス(大賀ハス)も植栽されている蓮池を眺めながら大殿(本堂)と開山堂をつなぐ渡り廊下で順番待ちしていると、茜蜻蛉が蓮の花に止まりました。

すぐ横では、蓮の葉を杯にお酒やお茶を飲む「象鼻杯」の体験イベントも行われていました。

大聖閣まではお坊様にご案内いただき、玄関を入り目の前にある椅子席で暫く待合いの後、一階の茶席に通されました。シンプルな竹筒の「花入」にはオレンジ色の鮮やかな花(洋花?)と黄色い「金水引」が生けられ、窓際には柴田法主よりご法号「報夢庵順誉」の落款を頂く「未敷蓮華 まこと浄土の 天照山」の一句が掲げられていました。

 

まず蓮の花弁をイメージした生菓子を寒天でしっかり閉じ込め四角に切り分けた主菓子を頂きました(北鎌倉の和菓子屋さんとのことでしたが、もしかすると「こまき」?)。さらに草の葉の模様をカットした涼やかな金縁透明ガラスの「水指」に、濃い目の色付欧州ガラスの「蓋置」と、モダンで夏らしい趣向の茶器で入れた濃茶でおもてなし頂きました。

お茶を頂いた後、二階にて阿弥陀三尊像を拝観しました。阿弥陀如来像のご背光は最近整えられたものと思われますが、阿弥陀如来像自体は関西の廃寺より勧請したもので、平安時代の作ではないかとのお話でした。確かに鎌倉時代・慶派の仏像と比べると衣紋がシンプルで定朝様の風合いが感じ取れます。

春の「観桜会」と夏の「観蓮会」を除けば、まず上ることのできない大聖閣からの「大殿」「開山堂」の眺めは格別です。