桜咲く鎌倉・鶴岡八幡宮~湘南鎌倉お花見巡礼(2019年)~
- 2019.04.07
- 境内散歩
鶴岡八幡宮の桜と云えば「段葛」が有名ですが、境内にも「源氏池」「ぼたん園 」「平家池」「流鏑馬馬場」等で美しい桜が楽しめます。特に「ぼたん園」は「春ぼたん」が綺麗な時期ですので、二度美味しいお勧めスポットです。また、この時期は「若宮例祭」「旗上弁財天例祭」等の祭礼とも重なりますので、うまくスケジューリングしてみましょう。
なお鶴岡八幡宮のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス等につきましては、以下のリンクをご覧ください。
⇒鶴岡八幡宮へ
段葛(だんかずら)
源頼朝により鶴岡八幡宮の参道「若宮大路」の中心軸に築かれた段葛は、大正時代から桜とつつじが植えられるようになり、長らく鎌倉の桜の名所として親しまれてきました。平成26年に大規模な整備工事が行われ、桜(ソメイヨシノ)は全て植え替えられたため、まだ「風格」が不足している点は否めませんが、逆に幾何学的に整った桜並木の風景が楽しめます。
神苑「ぼたん庭園」
太鼓橋の東側から入って、源氏池の畔に沿ってL字型に延び、東の鳥居横の斎館に抜ける神苑「ぼたん庭園」は春ぼたん真っ盛りで、ソメイヨシノと豪華な大判のぼたんの競演には見とれるばかりです。
源氏池
三ノ鳥居より境内に入り右にある池が、源氏池です。源氏池沿いに「ぼたん園」に植えられた桜が水面に映りこみます。
旗上弁財天
源氏池に浮かぶ旗上弁財天では、はためく白旗の上に桜が枝を伸ばします。鳥居の笠木や木の枝に白鳩も止まっています。
平家池
平家池の小島からは、左手に日影茶屋監修のカフェ「風の杜」、右手にはオープン間近の「鎌倉文華館」が見えます。
少し前までは、このあたりに早咲きの彼岸桜が咲いていました。
東鳥居前
東の鳥居に向かう参道横の横浜国大付属小中学校の桜が見事です。
流鏑馬馬場
流鏑馬馬場の桜を東から順に見て行きます。まず、東の鳥居を内側から撮影するとこんな感じ。
東の鳥居を入って、すぐ右手が「鶴岡研修道場」。その少し先に「静桜」が咲いていますが、隣の「実朝桜」はまだつぼみです。さらに先の社務所の横にも桜があります。 なお「静桜」は、奥州・平泉の義経のもとに向かっていた静御前が、衣川での義経の死を聞き身を投げたとされる美女池がのある福島県郡山市で静御前を供養する静御前堂奉賛会より、2005年に寄贈されたものです。
◆静桜の云われ
静桜は、静御前の終焉の地ととされる場所の一つである福島県郡山市の静御前堂奉賛会より平成17年(2005年)に贈られたものです。郡山市には、義経の訃報に接し絶望した静御前が身を投げたとされる美女池と、静御前の供養のために建てられた静御前堂があります
真ん中を過ぎると、右手には早咲きの寒桜があります。
さらに先に、西の鳥居が見えてきます。
若宮東側
若宮から東側の柳原神池にかけても桜があります。
若宮例祭
この桜の時期4月2日に行われる若宮例祭です。祭事は、若宮の拝殿で行われます。
婚礼の儀式
桜の時期は結婚式も多いです。舞殿で神前結婚式というのは最高ですね。
本宮付近
本宮の周りには、あまり桜はありません。こちらは若宮を見下ろす場所にある山桜。
丸山稲荷の鳥居の上に一本桜があります。
最後までご覧いただきありがとうございました。ぼたん園は、冬場に大輪の花を咲かせる「寒牡丹」の頃もよいのですが、春牡丹と桜とのコラボレーションはすばらしいものです。
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