妙高院◆鎌倉・建長寺・境内散歩◆

妙高院◆鎌倉・建長寺・境内散歩◆

若昇山(じゃくしょうざん)妙高院は、建長寺二十八世「肯山聞悟(こうざんもんご)」諡号「覚海禅師(かくかいぜんじ)」の塔所として開創された建長寺・大覚派の塔頭で、総門を入った右側にあります。建長寺では、鎌倉三十三観音霊場の三カ所(妙高院・建長寺・龍峰院)の札所のご朱印を頂くことができますが、妙高院は第27番札所をお務めです。妙高院は、現在一般公開されていませんので、檀家さんを除くと、ご朱印をいただくくらいしか境内に入る機会がありません。

なお妙高院のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス等につきましては、以下のリンクをご覧ください。
⇒妙高院

※クリックすると拡大します。

◆肯山聞悟(こうざんもんご)
妙高院・開山の肯山聞悟は肥前の出身で、鎌倉・長勝寺の住持を務めた石庵旨明(せきあんしみん)の法嗣です。肥前の三間寺(鎌倉・建長寺、京都・南禅寺と共に日本三興国禅寺の一つとされる円通寺の前身)の住持を務めた後、師の石庵旨明が開山した京都嵯峨・西禅寺、さらに相模・善福寺(現在は廃寺。浄土真宗の同名の寺院とは異なります。)を経て、建長寺二十八世となりました。優れた学僧として知られ、今は失われた「建長興国禅寺碑」の碑文を撰しました。諡号は覚海禅師です。

妙高院の魅力

◎三門脇の要所を占める重厚感ある堂宇

◎建長寺内のご朱印の多くがご朱印所にて授与される中で、塔頭にて書いて下さる鎌倉三十三観音霊場第27番札所本尊・聖観音菩薩のご朱印

妙高院の位置

総門を入って、受付を済まし、三門に向かって右側の石垣の上に一段高く見えるのが妙高院です。

大棟には、鷹の羽の寺紋。

梅の頃は、こんな感じです。万作も咲いています。

山門を見上げるとこんな感じ。

境内

こちらは、御本堂です。ご本尊は宝冠釈迦如来で、鎌倉三十三観音霊場札所本尊・聖観世音菩薩の他、開山・肯山聞悟坐像、乙護童子立像等が安置されています。

ご朱印は、こちらの受付で頂けます。

整った庭園では、梅の花が目の前で見れます。

最後までご覧いただきありがとうございました。建長寺にお参りする度に目にとまる塔頭ですが、中に入る機会をもう少し頂ければ有難いです。