鎌倉・本覚寺~本えびす(十日えびす)2019年~

  • 2019.01.12

1月10日は、本覚寺「鎌倉えびす」の「本えびす(十日えびす)」でした。「本えびす(十日えびす)」は商売繁盛・漁業の神様として知られる「えびす」様の歳の初めのご縁日「初恵比須」に該る1月10日に行われる祭礼で、関西の西宮神社や今宮戎神社などが有名です。 本覚寺は、室町時代に「日出(にっしゅつ)上人」により日蓮宗寺院として開山されましたが、えびす神が祀られる「夷堂(えびすどう)」の歴史はそれより古く、 […]

鎌倉・八雲神社~初神楽(湯花神楽)2019年~

  • 2019.01.09

1月6日は鎌倉大町・八雲神社「初神楽(湯花神楽)」の日で、地元ではおなじみの「鎌倉神楽」が四名のご神職により、午後3時から奉納されました。鎌倉神楽は、今から800年くらい前に、京都・石清水八幡宮より伝わったもので、元々三十六座ほどありましたが、現在は湘南鎌倉地区のご神職有志で構成される「湯立神楽保存会」を中心に十二座が残っています。八雲神社の宮司も「湯立神楽保存会」に参加なさっており、他の神社でも […]

鶴岡八幡宮~神楽始式・八乙女の舞(2019年)~

  • 2019.01.06

鶴岡八幡宮では、元旦・午前5時からの「歳旦祭(さいたんさい)」に引き続き午前7時より「神楽始式(かぐらはじめしき)」が執り行われ「八乙女の舞(やおとめのまい)」が奉納されました(昨秋の「神幸祭」での「八乙女の舞」も同じメンバーで奉納されました)。例年、多くの初詣参拝者が見込まれる鶴岡八幡宮では、元旦とは云えまだまだ初詣参拝者の少ない早朝の時間帯を選んでこうした式典を執り行います。 「八乙女の舞」の […]

鶴岡八幡宮~大祓(2018年・大晦日)~

  • 2019.01.04

鶴岡八幡宮では、昨年の大晦日に「大祓(おおはらえ)」が執り行われました。「大祓」は、日常生活の中で知らず知らずのうちに纏わりついた罪穢(つみけがれ)を祓い清める行事で、鶴岡八幡宮では6月30日と12月31日の二回行われます。 まず、参列者は神職と共に「大祓詞(おおはらいことば)」を唱え、続いて小さく刻んだ麻と正方形に小さく切った紙片「切麻(きりくさ)」を身に振りかけます。さらに、紙を人の形に切り抜 […]

鎌倉初詣・2019年元旦~鶴岡八幡宮・鎌倉宮など~

  • 2019.01.01

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお付き合いください。 さて本日・元旦は、早朝から初詣に行って参りました。鎌倉中心部が交通規制(大晦日23時~元旦17時)で車を乗り入れることができない為、鶴岡八幡宮(歳旦祭・八乙女の舞)、鎌倉宮(歳旦祭)、銭洗弁財天、本覚寺(鎌倉えびす)等、鎌倉駅から徒歩圏内の寺社をいくつか回ってみましたので、早速ご紹介させていただきます。 鶴岡八幡宮・歳旦祭・午前5 […]

鎌倉・明王院◆境内散歩◆~納不動(2018年)~

  • 2018.12.31

明王院は、鎌倉四代将軍・藤原頼経(ふじわら のよりつね)により、嘉禎元年(1235年)に、鎌倉の鬼門・北東の守りとして十二所に創建された真言宗泉涌寺派のお寺です。ご本堂には、肥後別当定慶の作と云われる重要文化財・不動明王像を中心とした五大明王が安置され、不動尊御縁日の毎月28日には護摩法要が修されています。 また明王院は、鎌倉十三仏霊場の発願の寺であり、鎌倉三十三観音霊場第八番札所でもあります。 […]

鎌倉・成就院◆境内散歩◆

  • 2018.12.28

普明山法立寺成就院は、江ノ電・長谷駅と極楽寺駅の中間、極楽寺坂を見おろす高みにある真言宗大覚寺派のお寺です。新田義貞の鎌倉攻めに際して焼け落ちたため、現在の西鎌倉駅の近くにある西ヶ谷に移転していましたが、江戸時代になって、再び現在の地に帰ってきました。鎌倉時代には法立寺というお寺の塔頭であったのかも知れません。 由比ヶ浜を望む東北参道には、般若心経の文字数と同じ262株の紫陽花が植えられ、鎌倉でも […]

鶴岡八幡宮~御鎮座記念祭・御神楽奉納(2018年)~

  • 2018.12.25

鶴岡八幡宮では12月16日(日)に「御鎮座記念祭」が執り行われました。 鶴岡八幡宮は、康平六年(1063年)に、源頼義が、京都・石清水八幡宮を材木座の元八幡の地に勧請したことに始まります。その後、治承四年(1180年)に、源頼朝が現在の地(旧小林郷北山)に遷座しましたが、建久二年(1191年)3月3日の火災で焼失したため、大臣山の中腹を切り開いて社殿を造営し改めて同年11月21日に京都・石清水八幡 […]

鎌倉・向福寺◆境内散歩◆

  • 2018.12.22

鎌倉三十三観音霊場第十五番札所・円龍山向福寺は、鎌倉・材木座の京急バス「五所神社」停すぐ横にある時宗のお寺で、開山は一向宗の祖・一向俊聖(いっこう しゅんしょう)です。一向宗は、踊念仏系では時宗に次ぐ規模でしたが、江戸時代に幕府の寺社政策上の理由で、踊念仏系の宗派が時宗に統合されたため、現在は藤沢の遊行寺(清浄光寺)の末寺となっています。長年、時宗からの独立を模索していた旧・一向宗中心寺院の番場蓮 […]

日光東照宮(後篇)~紅葉の日光遠征記2018(その10)~

  • 2018.12.19

「紅葉の日光遠征記」最終回(第十回目)となる今回は、前回に続き「日光東照宮」をご紹介します(今回は後篇です)。日光東照宮は始め「東照社」と称しており、「寛永の大造替」も終わった後の正保二年(1645年)に朝廷より宮号を賜り、初めて「東照宮」となりました。駿河からの改葬当初は質素だった建物ですが、「寛永の大造替」により日光東照宮の御本社は、拝殿・石の間・本殿(いずれも国宝)からなる豪華な権現造に生ま […]

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