桜咲く北鎌倉・建長寺~湘南鎌倉お花見巡礼(2019年)~
- 2019.04.06
鎌倉幕府執権・北条時頼の発願により蘭渓道隆を開山に迎えて建長五年(1253年)に創建された建長寺は、長い歴史の中で幾度も大きな地震や火災の被害を受けましたが、その都度力強く再興を重ね、鎌倉五山の筆頭として現在に法灯を受け継いできました。 北鎌倉地区で桜の美しいお寺はいくつかありますが、建長寺はその代表格であり、広い境内の至るところに桜が咲いています。私がお勧めしたいのは、次の境内図にある「三門前」 […]
神に抱かれ仏と共に歩む日々…
鎌倉幕府執権・北条時頼の発願により蘭渓道隆を開山に迎えて建長五年(1253年)に創建された建長寺は、長い歴史の中で幾度も大きな地震や火災の被害を受けましたが、その都度力強く再興を重ね、鎌倉五山の筆頭として現在に法灯を受け継いできました。 北鎌倉地区で桜の美しいお寺はいくつかありますが、建長寺はその代表格であり、広い境内の至るところに桜が咲いています。私がお勧めしたいのは、次の境内図にある「三門前」 […]
鎌倉の段葛(だんかずら)は、二の鳥居から三の鳥居にかけての450m強の区間、若宮大路の中央部分に一段高く盛り上げられた参道のことを云います。両脇が石積みになっていることから別名「置石(おきいし)」とも呼ばれ、もともと源頼朝が夫人の政子の出産の無事を祈願して構築したものと云われます。当初は由比ヶ浜の大鳥居から三の鳥居まで続く長大なものでしたが、次第に短くなり、現在は二の鳥居からとなりました。 なお鶴 […]
若昇山(じゃくしょうざん)妙高院は、建長寺二十八世「肯山聞悟(こうざんもんご)」諡号「覚海禅師(かくかいぜんじ)」の塔所として開創された建長寺・大覚派の塔頭で、総門を入った右側にあります。建長寺では、鎌倉三十三観音霊場の三カ所(妙高院・建長寺・龍峰院)の札所のご朱印を頂くことができますが、妙高院は第27番札所をお務めです。妙高院は、現在一般公開されていませんので、檀家さんを除くと、ご朱印をいただく […]
紅葉稲荷は、鎌倉・鶴岡八幡宮境内四隅に鎮座する鎮守稲荷・四社の一つです。鶴岡八幡宮の南西隅にお鎮りですので、決して目立たない場所という訳ではありませんが、三ノ鳥居前の横大路の北側に沿う掘割の北岸にあり、橋がかかっていないため御本殿前には渡れません。普段馴染みがないため、鎌倉にお住いでもご存じない方も多く、知る人ぞ知るお稲荷様です。なお紅葉稲荷の祭礼斎主には鶴岡八幡宮の御神職をお招きですが、紅葉稲荷 […]
石屏山(せきびょうざん)禅居院は、北条高時の招請に応え中国・元より来日した「清拙正澄(せいせつしょうちょう)」(諡号・大鑑禅師)の鎌倉における塔所として開創された建長寺の塔頭で、天下門前の県道を渡った反対側(南側)にあります。 大鑑禅師は、禅僧が守るべき規範及び儀規である「清規(しんぎ)」に精通し、唐の名僧・百丈懐海(ひゃくじょうえかい)が定めた「百丈清規」をもとに、日本の実情に即した 「大鑑清規 […]
歴史の町・鎌倉の象徴として国内外を問わず広く知られる鎌倉大仏(造立:寛元元年(1243年)、像高:11.3m) は、江ノ電・長谷駅より大仏通りを北に数分歩いた突当りにあります。大仏様が鎮座するお寺は大異山・高徳院といい、鎌倉材木座の光明寺の末寺で「奥ノ院」というポジションになりますこめ。大仏様と云えば奈良・東大寺の盧遮那仏が有名で、造立が天平勝宝四年(752年)とかなり古く、像高 も14.7mと大 […]
覚園寺は、鎌倉・ 二階堂の奥深く薬師堂ケ谷にある真言宗泉涌寺派の古刹です。この場所には元々北条義時が造立し薬師如来と十二神将を祀った大倉薬師堂がありましたが、北条貞時の代になって正式の寺に改められ「鷲峰山(じゅぶせん)覚園寺」を名乗るようになりました。以降、律宗を軸とした四宗兼学(天台、真言、禅、浄土)の道場としての長い歴史の中で盛衰を繰り返しつつ多くの文化遺産を蔵し、現在の鎌倉の社寺の中でも特に […]
鎌倉三十三観音霊場第三十三番「結願の札所」の仏日庵(ぶつにちあん)は、円覚寺開基・北条時宗公をお祀りする旦那塔です。この場所には、もともと時宗公が禅修行をした庵があったご縁から時宗公の「開基廟(かいきびょう)」が置かれ、円覚寺境内では開山・無学祖元を祀る開山堂と並び別格の扱いを受けていましたが、北条得宗家滅亡後は次第に衰微していました。しかし、天文年間(1532~55年)に「鶴隠周音(かくいんしゅ […]
「鎌倉十三仏詣実行委員会」が例年企画する「梅かまくら寺社特別参拝」の第八弾「浄光明寺」に行って参りました。 この日は、ご住職と境内の主要な建物・遺跡を巡りながら 、近年発見され重要文化財に指定された「浄光明寺敷地絵図」の記載と現状を引き比べてご説明いただきました。また、普段は公開されていない客殿の裏庭及び「大やぐら」にも入らせていただけて大感激でした。 「梅かまくら寺社特別参拝」 の概要については […]
「 三ノ鳥居」は、鶴岡八幡宮の境内入口・横大路に面して立つ大きな鳥居です。一ノ鳥居、ニノ鳥居と同じく、源頼朝が治承四年(1180年)に造営し、寛文八年( 1688年)に 将軍・徳川家綱が石造に建替えました。 関東大震災で倒壊した後は、昭和2年(1927年)1月にコンクリートで再建され、昭和10年(1935年)には塗装工事を終えました。 なお鶴岡八幡宮のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス […]