鎌倉宮◆境内散歩(前編)◆一の鳥居・拝殿・本殿・御土牢など
- 2020.03.30
御祭神の大塔宮護良親王にちなみ「大塔宮(おおとうのみや・だいとうのみや)」とも呼ばれる鎌倉宮は、鎌倉市北東部の二階堂にあります。鶴岡八幡宮から金沢街道を少し東に進み、「岐れ路」交差点から北東にまっすぐに伸びる参道「お宮通り」を進むと、赤い笠木を渡した白塗の鳥居が遠くに見えます。創建は明治二年と比較的新しいのですが、明治天皇の勅願により唯一建立された神社として旧・官幣中社に列し、鎌倉では鶴岡八幡宮( […]
神に抱かれ仏と共に歩む日々…
御祭神の大塔宮護良親王にちなみ「大塔宮(おおとうのみや・だいとうのみや)」とも呼ばれる鎌倉宮は、鎌倉市北東部の二階堂にあります。鶴岡八幡宮から金沢街道を少し東に進み、「岐れ路」交差点から北東にまっすぐに伸びる参道「お宮通り」を進むと、赤い笠木を渡した白塗の鳥居が遠くに見えます。創建は明治二年と比較的新しいのですが、明治天皇の勅願により唯一建立された神社として旧・官幣中社に列し、鎌倉では鶴岡八幡宮( […]
「丸山稲荷社(御祭神・倉稲魂神(うかのみたまのかみ))」は、鶴岡八幡宮・本宮の西側にある小高い丘の上に鎮座する鶴岡八幡宮の末社で、源頼朝による由比若宮からの遷宮前よりここ旧・小林郷に祀られていたことから「地主稲荷」の別称を持ちます。もともとは現在の本宮の位置にあり「松岡明神」と呼ばれておりましたが、建久二年(1191年)の大火で旧・若宮が焼失した後、頼朝が大臣山中腹を切り開き本宮を造立し石清水八幡 […]
鎌倉駅の南東に位置する比企ケ谷に建つ長興山妙本寺は、日蓮宗の霊跡本山です。近辺では藤沢・龍口寺と並ぶ高い格式を誇り、日蓮六老僧の一人・日朗門下の中核寺院の一つとして、その貫主は第二次世界大戦直後まで大本山・池上本門寺の貫主が兼任(「両山一首」と呼ぶ)し 、江戸時代までは多くの塔頭を抱えていました。また妙本寺の旧末寺には何十もの寺院が名を連ね、鎌倉・逗子近辺では安国論寺・常栄寺・大巧寺・本興寺・妙長 […]
鶴岡八幡宮の年の初めに執り行われる祭儀は歳旦祭です。毎年元日の早朝5時より本宮にて新年を祝うと共に日本国の繁栄・世界の平和を祈念します。 祭主は、大晦日より本宮にて「年籠り」なさっている宮司が、お務めになりますが、そのため普段の祭主・宮司の祭儀とは異なり、社務所から祓戸を経て本宮に向かう行列の最高位の神主は権宮司で、宮司は本宮にて他の神主の到着を待つ形になります。 ◆2021年・鶴岡八幡宮・歳旦祭 […]
「鎌倉えびす」で知られる妙厳山本覚寺は、室町時代・永享三年(1436年)に日出上人が鎌倉公方・足利持氏の支援により創建した日蓮宗のお寺です。この場所にはもともと佐渡配流から鎌倉に戻った日蓮上人が 辻説法の拠点とした天台宗系の「夷三郎社」がありましたが、新田義貞の鎌倉攻めに際して焼失したため、本覚寺の創建と共に境内に「夷堂」が再建されました。また日蓮宗総本山の身延山久遠寺より日蓮上人のご遺骨の分骨を […]
鶴岡八幡宮・崇敬者大祭は、鶴岡八幡宮の行事を通じた伝統文化の振興を図るべく八幡宮の外郭団体として設立された「槐(えんじゅ)の会」の活動とリンクして毎年10月に催行されるお祭りです。午前中の神事に続き、この日の午後は小笠原流による流鏑馬神事が奉納され、多くの参拝客で賑わいます。流鏑馬神事では、流鏑馬馬場の南側に並べられた三つの的を騎射(きしゃ) にて次々と射抜いて行く訳ですが、大きく二部に別れます。 […]
鶴岡八幡宮の「例大祭」は、毎年9月14日から16日の三日間にわたり執り行われる鎌倉伝統の行事で、古くは文治3年(1187)の放生会に遡ると云われています。 14日早暁の浜降式に始まる一連の神事は、宵宮祭、例大祭、神幸祭、流鏑馬と続き、16日の鈴虫放生祭で締め括られます。第三回の今回は、二日目の午後に執り行われた神幸祭(出御祭・御旅所祭・還御祭)の様子をご紹介します。 例大祭・日程表 神幸祭前の境内 […]
鶴岡八幡宮の「例大祭」は、毎年9月14日から16日の三日間にわたり執り行われる鎌倉伝統の行事で、古くは文治3年(1187)の放生会に遡ると云われています。 14日早暁の浜降式に始まる一連の神事は、宵宮祭、例大祭、神幸祭、流鏑馬と続き、16日の鈴虫放生祭で締め括られます。第二回の今回は、二日目の午前に執り行われた例大祭・本祭及び、この日奉納された献華会の様子、併せてプレオープン中の鎌倉文華館カフェテ […]
鶴岡八幡宮の「例大祭」は、毎年9月14日から16日の三日間にわたり執り行われる鎌倉伝統の行事で、古くは文治3年(1187)の放生会に遡ると云われています。 14日早暁の浜降式に始まる一連の神事は、宵宮祭、例大祭、神幸祭、流鏑馬と続き、16日の鈴虫放生祭で締め括られます。初回の今回は、初日の9月14日に執り行われた宵宮祭の様子をご紹介します。 また、この日奉納された北鎌倉女子学園による合唱会、相州神 […]
海潮山妙長寺(かいちょうざんみょうちょうじ)は、小町大路と水道路の交差点を少し南に下った左手にある日蓮宗のお寺です。バス停で言いますと京急バス「水道路」停となります。日蓮上人の四大法難の一つとされる「伊豆法難」で日蓮上人を救った伊豆の漁師のご子息である日実上人が開山・開基となるお寺で、境内にはその記念塔があります。もともとは材木座の「豆腐川」河口付近の旧地名である「沼ケ浦」にありましたが、天和元年 […]