銭洗弁財天宇賀福神社~大祭(2018年)~
- 2018.09.11
- 年中行事
9月10日は白露巳日にあたり、銭洗弁財天では年に一度の大祭が催行されました。
⇒銭洗弁財天宇賀福神社のページへ
明るい日差しと驟雨が繰り返しやってくる不思議な天気でしたが、「隠れ里」銭洗弁財天らしい独特の雰囲気の中、座ってゆっくりと御神楽や日本舞踊を楽しむことができました。
神事や催しの様子は、YouTubeの動画をご参照ください。
境内の様子
神社には朝9:00過ぎに到着しました。いつもと違い隧道入口には祭礼用の提灯が掲げられています。
手水舎で手と口を浄めて。
弁天茶屋と七福茶屋も、お客様を迎える準備ができているようです。
境内のお社参拝
今日は特別の日ですので、宇賀神さまの好物の生卵もお供えします。向かって右手の七福茶屋で、奉納用の生卵を購入しました(写真は弁天茶屋の卵です)。銭洗用の籠に入れてもらえます。
まずは市杵島姫命をお祀りしている本宮にお参りしました。
続いて弁財天をお祀りした奥宮にお参りしました。その後は上之水神社、下之水神社、七福神社の順にお参りしました。
いつものように手持ちの小銭を洗います。
本宮神事
この日は、大祭が始まる前から、時折太鼓の音が鳴り、その都度神主さんが本宮内で神事を行っておりました。
予定通り10時(巳之時)に、本殿で祭事が始まりました。もともと扇ケ谷の八坂神社(相馬天王)の末社という位置付けでしたので、地元鎮守の神社とは異なり氏子が大勢集まるという具合ではありませんが、参拝客を含め数十名が参加しました。
まずはお祓い。
祝詞奏上。
玉串奉奠。
鎌倉神楽奉納
11時から、休憩所を利用して、ご神職による鎌倉神楽が奉納されました。現代に残されている十二の演目のうち、四つの演目をこんな具合に座ってゆったりと拝見しました。
最初に宮司さんからいろいろと解説がありました。とても解りやすいお話でした。
まず、初能(はのう)。
続いて、幣招(へいまねき)。
三番目に、四方に矢を射る射祓(いはらい)。
最後に、猿田彦に扮しての剣舞(けんまい)。
日本舞踊奉納
鎌倉神楽に続いて、日本舞踊が奉納されました。
演目は、最初に地唄「袖香炉」。
続いて地唄「屋島」
現代狂言奉納
現代狂言を観たのは初めてですが、一生懸命演じておられました。
能管演奏奉納
能の囃子方奏者による能管の演奏がありました。演目は「神楽」。
民族楽器演奏奉納
アフリカ・ギニアの太鼓「ジェンベ」「ルンルン」の賑やかな演奏もありました。ジェンベは、一つで三種類の音を出すことができる太鼓です。またルンルンは高・中・低の三音を出す三つの太鼓を組み合わせて演奏します。冒頭に紹介したYouTube動画にも入ってますので、ご覧ください。
パーカッション系の古代楽器の演奏。繊細な指使いが特徴的です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
鶴岡八幡宮のような賑やかさはありませんが、隠れ里らしい落ち着いた雰囲気もまた一興です。
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