鎌倉大町・八雲神社~例大祭(大町まつり)2019年~(2)神輿御渡・神幸祭
- 2019.07.25
- 年中行事
鎌倉大町・八雲神社の例大祭(大町まつり)では、神前の儀に引き続き、大町町内を神輿が練り歩く神輿御渡(神幸祭)が行われます。四基ある神輿のうち一番・二番・三番神輿は大町地区内を渡御し、残る四番神輿は、大町四つ角を少し南に進んだお仮屋にて他の三基の渡御を待ちます。
例大祭(大町まつり)の日程
2019年の例大祭の日程は次の通りです。
神輿御渡・神幸祭の経路
一番・二番・三番の三基の御神輿は、次の経路で進みます。八雲神社(出御)→大宝寺→花咲地蔵→名越大黒天→戸井田工務店→水道路交差点→カドキホール→お仮屋→八雲神社(還御)
八雲神社境内の様子
御神輿が通過できるように、鳥居の注連縄を持ちあげて紐で括ります。
御本殿では出御祭が執り行われます。
御囃子の出発準備も整いました。
発輿
御神輿が出発します。一番・二番・三番の御神輿が次々に鳥居を潜って行きます。
八雲神社参道
行列は、狭い参道をいっぱいいっぱいに進んでいきます。
参道入口を左折した御神輿の列は、小町大路を南に進み大町四ツ角に向かいます。
大町通り
大町四ツ角を東に向かう御神輿の行列はこんな感じ。
大宝寺へ
大町通りを東に進んできた行列は、ローソン鎌倉名越店横の道を北に折れ、大宝寺に向かいます。
大宝寺前
大宝寺のある場所は、後に常陸の大大名となる佐竹氏の
遠祖・新羅三郎義光の鎌倉における居館があったことから、佐竹屋敷跡と呼ばれています。新羅三郎義光は、この場所に守護神社として「多福明神社」を勧請しましたが、後に八雲神社に合祀され「佐竹天王」と呼ばれるようになりました。毎年「大町まつり」の初日に大宝寺に御渡りの一番神輿には、その「佐竹天王」 がお鎮まりです。
伝統の「神幸所祭」の様子です。御神輿の向う側で大宝寺のご住職も立ち会います。
こちらは「神輿くぐり」です。お父さんに抱かれた赤ちゃんが御神輿の下を潜ります。
行列の皆さんは一休みです。
花ケ谷(はながやつ)へ
二番・三番神輿は、トラックの荷台に載せられます。
白丁黒烏帽子姿の担ぎ手の一番神輿が先行し、二番・三番の御神輿が続きます。
花咲地蔵尊
足利尊氏の子・直冬の菩提寺であった旧・慈恩寺の故地には「花咲地蔵尊」が鎮座されます。
一番神輿がやってきます。
こちらは大町四丁目の子供神輿二基です。
その後の神輿御渡ルート
花咲地蔵から大町地区奥深くの七丁目まで進んで折り返した行列は、安国論寺脇の名越大黒堂に進みます。
続いてJR横須賀線の踏切を渡り、名越の戸井田工務店に設置された「五葉会」御旅所に進みます。御囃子と子供神輿が迎えます。
こちらは、四番神輿が鎮座する大町四ツ角南方の御仮屋です。
続いてこちらは、葬祭場のカドキホールです。
こちらは、八雲神社参道入口付近の八雲町・子供神輿です。
最後までご覧いただきありがとうございました。次回は、四連神輿「四社付け」が見られる大町祭りのクライマックス「神輿振り」です。
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こんにちは。
また遊びに来ました。
こんなお祭りがあったとは知りませんでした。
大町通りも初耳でした。
鎌倉までお祭りを見に行くのもいいですね。
鎌倉の主な夏祭りは、葛原岡神社から始まり、五所神社、大町・八雲神社、坂ノ下・石上神社(御霊神社内)、山ノ内・八雲神社、荏柄天神、鎌倉宮、甘縄神明社と続きます。鎌倉の夏祭りとはいっても氏子の皆さんのお祭りである点では日本中どこでも行われている夏祭りと基本は変わりませんが、観光でお見えになる地域外のお客様の目を少し意識しているところはあると思います。9月の三連休には、いよいよ鶴岡八幡宮の例大祭です。昨年は、雨で行列が取りやめになりましたので、今年は楽しみにしています。