令和元年◆改元記念参拝◆~鎌倉宮・鶴岡八幡宮・建長寺~
- 2019.05.02
- 年中行事
令和元年五月一日、令和改元の記念参拝は、鎌倉寺社参拝の王道ということで、皇室ゆかりの「鎌倉宮」、古都・鎌倉の顔「鶴岡八幡宮」、鎌倉五山第一の「建長寺」の二社一寺と致しました。予想していた通り、鎌倉は朝からかなりの人出で、鶴岡八幡宮では特設のご朱印所を設けて対応しておられましたが、お昼を過ぎても長蛇の列が続いていました。平成の改元の際とは異なり上皇陛下もご健在で、鎌倉は祝賀ムード一色のゴールデンウィークとなっています。
鎌倉宮
まずは、皇室ゆかりの「鎌倉宮」にお参りしてまいりました。
境内の様子
境内には、いつになく多くの車が停まっています。
改元の日の朝は、初夏を思わせるような透き通った日差しが眩しく、社務所前の木々の若葉の緑が映えます。
践祚即位改元奉告祭
鎌倉宮では、例月の「月首祭」と併せて「践祚即位改元奉告祭」が執り行われました。
鎌倉宮のご朱印
ご朱印所は大変な賑わいで、並び始めてから、ご朱印帳が実際に手元に戻るまでほぼ1時間かかりました。
こちらは、小岩宮司御直筆の「令和」のご朱印と、「践祚即位改元奉告祭」のご朱印です。
段葛
午後になりますと、ぽつぽつと雨粒が落ちて参りました。午前と比べると少し落ち着きましたが、段葛を鶴岡八幡宮に向かう参拝客の足は止まりません。
段葛のポールには日の丸が掲げられ、胸の高さに設置されたポットには鮮やかなガザニアの鉢植えが置かれています。
ゴールデンウィークは、葉桜に変わったソメイヨシノの緑に映えるピンク色のつつじが美しい時期です。
鶴岡八幡宮
この日の舞殿では次々と婚礼が行われていました。日本全体が改元を祝う令和元年の初日に、晴れやかな門出を迎えることができる新郎新婦は、本当にお幸せですね。
境内は大変な人出で、特設のご朱印所も長蛇の列です。平家池から見たカフェ「風の杜」も席はほとんど埋まっていました。
宝戒寺
北鎌倉の建長寺にお参りするため車を取りに駐車場に向かう途中に、令和元年を祝賀して提灯が掲げられた宝戒寺の前を通りがかりました。少し濡れた石畳の参道に覆いかぶさるような葉桜とつつじの緑に赤い躑躅が色を添えます。
建長寺
総門及び受付付近
「祝令和」と朱書きされた立て板が置かれる建長寺の総門には、向かって左に日章旗、右に仏旗が掲げられています。
今の時期は、仏殿に向かう参道と、西来庵の参道の両脇に咲いた「ぼたん」がとても綺麗です。
西来庵
ぼたんの時期には、嵩山門の中にも入らせていただけますので、山門(西来門)の外からではありますが、原則非公開の塔頭・西来庵も拝見できます 。この頃から雨脚が次第に強まってきました。
仏殿・法堂
この日の仏殿は、こんな感じ。
令和元年初日のご朱印所は法堂の中に設けられていました。
その他境内の様子
宝珠院の石段から遠望した右手・大庫裡(応真閣)と左手・方丈(龍王殿)です。
唐門前広場の雨に濡れた花塚に青いあやめが彩りを添えます。
紅白のつつじの向こう側には、塔頭・同契院が見えます。
建長寺のご朱印
建長寺では、御本尊のご朱印「南無地蔵尊」を、令和元年五月一日の日付で頂きました。
最後までご覧いただきありがとうございました。明治維新を遥に凌ぐ日本史上最大の社会的変動の渦中に船出した「令和」という時代の裏表を、これからは去り往く者の視点で静かに眺めて参りたいと思います。
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こんにちは。
新元号「令和」がスタートしましたね。
年号を書いてもらえる御朱印が人気になり、何処の神社でも凄い人出だと聞きました。鶴岡八幡宮も凄い人混みのようですね。(^^)
今日は、菖蒲祭で鶴岡八幡宮にお参りしたのですが、特設ご朱印所にはまだ列ができてました。「元号」「皇室」「神社」というキーワードが密接な関係にあることを再認識させて頂きました。