鎌倉宮~建武中興記念祭(2019年)~

鎌倉宮~建武中興記念祭(2019年)~

鎌倉宮で3月13日執り行われた建武中興記念祭に行って参りました。この日は温かく良い天気でしたが、拝殿を音を立てて吹き抜ける春風は、御神職の衣装がはためくほどの強さでした。昨年末から咲いていた一の鳥居脇の梅は澄んだ黄緑色の若葉に変わっていましたが、いかにも春らしく河津桜が綺麗に開いていました。段葛のソメイヨシノももうすぐでしょう。

◆2021年・鎌倉宮・建武中興記念祭の予定◆

開始日時 2021年3月13日 10時
場所 拝殿

※クリックすると拡大します。

境内の様子

一の鳥居の左脇を飾っていた梅は若葉を茂らせ、今度は河津桜が満開です。

梅の若葉
河津桜

境内にはまだまだ梅の花も残っています。

平日ということもあって人出はあまりなく、境内は広々としていました。

こちらは、三月の行事予定版です。

祓戸(はらえど)も拝殿も、準備万端です。

祓戸(はらえど)
拝殿内供物

建武中興祈念祭 

社務所前・祓戸(はらえど)

御神職が、社務所前より祓戸(はらえど)へ。

祓戸にて御祓いです。

拝殿へ

斎主拝礼・献饌・祝詞奏上

斎主拝礼
献饌
祝詞奏上

御神楽

巫女さんお一人による御神楽が奉納されました。強い風に千早を靡かせながらも、しっかりと舞っていらっしゃいました。

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玉串拝礼・撤饌

斎主による玉串拝礼の後、撤饌です。

遥拝

まず、西南西の方向に拝礼。護良親王が籠った信貴山、又は南朝が置かれた吉野を遥拝なさったものと思われます。

続いて、護良親王に最後までお仕えした「南御方(みなみのおんかた)」をお祀りする「南方社」に拝礼。

最後に、吉野において護良親王の身代りとなり自刃した「村上義光(むらかみよしてる)公」をお祀りする「村上社」に拝礼。

直会・退下

神事を終えた御神職の皆さんの直会です。

神事を終えた拝殿を見上げますと鬼板に菊の御紋が輝いています。鎌倉でこのように菊の御紋を掲げることのできる神社は、明治天皇の勅願により造営された鎌倉宮だけです。

御神職の皆さんが退下なさいます。

ご朱印

この日は、建武中興記念祭のご朱印と、弥生詣のご朱印をいただきました。

建武中興記念祭 弥生詣

最後までお付き合いいただきありがとうございました。鎌倉宮では、節分祭・草鹿神事・例祭といった著名な行事の他にも、毎月様々な祭礼が執り行われており、ゆったりと拝観できますので、こうした日にふらっとお参りするというのもお勧めです。