荏柄天神社~初天神・筆供養(2019年)~
- 2019.01.28
- 年中行事
毎年1月25日は、天神様の年の初めの御縁日で、鎌倉・荏柄天神社でも「初天神祭」と、併せて「筆供養」が執り行われます。注連縄を張り巡らした祭場に据えられた銅製の梅鉢には、たくさんの古い筆が積まれており、焚き上げの準備は既に整っていました。神輿庫前の紅梅が鮮やかに咲き始める中、大きく開かれた御本殿の扉の左右には五色の幟をはためかせた大榊が立てられるなど、境内は天神様の御祭礼に相応しい厳かな空気に満たされていました。
◆2021年・荏柄天神社・初天神及び筆供養の予定◆
開始日時 | 2021年1月25日 午前10時30分(時刻は変動の可能性有) |
場所 | 御本殿前・祭場 |
参道から境内にかけて
いつもと違い、参道には路駐の車が数台停まっていました。荏柄天神社の境内に向かう参拝者も結構いらっしゃいます。
荏柄天神社の祭礼ということで、神門には梅紋が染め抜かれた紫の幔幕が張られています。
新年行事の案内です。例年は午前10時半から始まる「初天神」ですが、今年は「初天神」の斎主をお勤めになる鶴岡八幡宮・宮司のご予定が鶴岡八幡宮の「厄除大祭」と重なったため、11時半に変更されています。
御本殿前の祭場には、銅製の梅鉢が据えられ供養される筆が盛られています。手前の「案」の上にも、持ち込まれた筆が積まれています。
この日の拝殿は、こんな感じ。
神輿庫の手前の紅梅が、どんどん綺麗になってきました。
絵筆塚は、いつもと変わらない感じです。
初天神の神事
献饌(けんせん)
御本殿の階段上の祭壇にて献饌。
修祓(しゅうばつ)
境内にいる参列者皆の御祓いをしていただきます。
祝詞奏上
斎主をお勤めの鶴岡八幡宮・宮司による祝詞奏上です。
玉串拝礼
拝殿内の参列者による玉串拝礼です。
撤饌(てっせん)
御本殿前の祭壇より撤饌。
筆供養祭
「初天神」の神事を終えた斎主が、拝殿より退下します。後ろには木箱型の燭台を掲げたご神職らが続きます。
斎主が梅鉢上の古い筆に着火し、持ち寄られた筆を次々と供養していきます。
参列者も自ら供養します。火勢は益々盛んです。
最後までご覧いただきありがとうございました。普段毛筆を使うことがなく恐縮ですが、ここまで丁寧に供養された筆達はとても幸せですね。来世はどのような存在に生まれ変わってくるのでしょう・・・。
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