鎌倉・本覚寺~本えびす(十日えびす)2019年~

鎌倉・本覚寺~本えびす(十日えびす)2019年~

1月10日は、本覚寺「鎌倉えびす」の「本えびす(十日えびす)」でした。「本えびす(十日えびす)」は商売繁盛・漁業の神様として知られる「えびす」様の歳の初めのご縁日「初恵比須」に該る1月10日に行われる祭礼で、関西の西宮神社や今宮戎神社などが有名です。
本覚寺は、室町時代に「日出(にっしゅつ)上人」により日蓮宗寺院として開山されましたが、えびす神が祀られる「夷堂(えびすどう)」の歴史はそれより古く、鎌倉の裏鬼門(南西)の鎮守として、源頼朝が現在の山門の場所に造立した時に遡ります。その後、明治の神仏分離令により「夷堂」は蛭子神社に合祀されていましたが、1981年(昭和56年)になって、本覚寺境内に現在の「夷堂」が再建されました。

本覚寺・鎌倉えびすの「本えびす(十日えびす)」の様子は、動画をYouTubeにアップしておりますので、ご覧ください。

境内の様子

滑川に懸かる夷堂橋のすぐ横に「山門(仁王門)」があります。夷堂橋の名は、山門の場所に昔あった「夷堂」に由来しています。鎌倉時代には、この橋の手前までが武家の町で、橋の向こうには商家が続いていたそうです。


山門をくぐると、右側には提灯の壁ができてます。

左手には、特設の「福笹」売り場が並んでいます。


「福娘」が元気に「商売繁盛!!」。


御本堂には五色幕が掲げられています。

正月三ケ日よりもずっと人出がありました。

本えびす祈祷会

「客殿」前から、祈祷会が行われる夷堂に出発です。

夷堂前の石段です。

祈祷中の夷堂前の様子です。




夷堂前では、福娘が二人控えています。手に持つ福笹には「鯛」「大福帳」「蔵」「小判」「当り矢」「福袋」「千両箱」「宝船」「賽」といった縁起物が飾られています。

祈祷中の夷堂内の様子です。



祈祷会が終わり、ご住職以下の皆さんが、夷堂石段を下りてきます。

行列が「客殿」前に戻りました。

「甘酒」と「えびす大福」

こちらで「御神酒」又は「甘酒」を頂けます。私は「甘酒(200円)」を頂きました。

葉山「日影茶屋」が、「日影大福」をベースに焼印をえびす様にした「えびす大福」を販売していました。「日影大福」は、前から食べてみたかったので一個だけ頂きました。薄く柔らかい生地に包まれた餡は、立ち食いにはもったいない上品な甘さでした。


最後までご覧いただきありがとうございました。西宮神社や今宮戎神社のハイテンションな盛り上がりとはまた違いますが、「商売繁盛!!」の声がよく響く境内は「本えびす」らしい活気に溢れていました。

ギャラリー

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