2018年

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日光二荒山神社・中宮祠~紅葉の日光遠征記2018(その7)~

  • 2018.12.05

「紅葉の日光遠征記」第七回目の今回は、男体山を背に中禅寺湖を望む「日光二荒山神社・中宮祠」の様子をご紹介します。中宮祠は、男体山=大己貴命(おおなむちのみこと)をお祀りする神社として、勝道上人により、天応二年(782年)の男体山登頂の二年後の延暦三年(784年)に建立されました(同時に「中禅寺」も中宮祠の神宮寺として同じ中禅寺湖北岸の敷地に創建されています)。以来1200年以上の長きにわたり、男体 […]

紅葉の強羅・箱根美術館(2018年)

  • 2018.12.02

先日訪問した紅葉の箱根美術館をご紹介します。第二次世界大戦後、箱根あたりには様々な美術館が開館されましたが、その嚆矢となったのが世界救世教の教祖・岡田茂吉の陶磁器コレクションで有名な箱根美術館です。また、箱根美術館を含む日本庭園全体は「神仙郷」と呼ばれ、国の登録記念物に指定されています。殊に「苔庭」の紅葉は素晴らしく、箱根の紅葉の名所と云えば常に上位にランクされるため、毎年シーズン中の休日は大変な […]

鎌倉・教恩寺◆境内散歩◆

  • 2018.11.29

教恩寺は、下馬四つ角から大町通りを逗子方面に進み、JR横須賀線・大町踏切を渡って100mほど先の小路を左折した突当りにあります。地理的には目立たず、こじんまりとした印象ですが、江戸時代には大町踏切の反対側の延命寺と寺域を接していたということですので、相応の広さの境内をお持ちだったようです。この場所には、もともと善昌寺という光明寺の末寺があったそうですが、江戸時代の中期に廃寺となったため、光明寺の中 […]

日光二荒山神社・本社~紅葉の日光遠征記2018(その6)~

  • 2018.11.27

「紅葉の日光遠征記」第六回目の今回は、下野国一之宮「日光二荒山神社・本社」の様子をご紹介します。日光二荒山神社は、男体山(=二荒山)をお祀りする神社として、勝道上人により、現在の本宮神社の地に開創されました。その後、大谷川の氾濫を避けるため現在の東照宮陽明門付近に移転して「新宮」を称するようになり、さらに13世紀になってから現在の恒例山の南面に鎮座しました。 慈覚大師・円仁以来、本地垂迹説に基き日 […]

輪王寺・大猷院付近~紅葉の日光遠征記2018(その5)~

  • 2018.11.24

「紅葉の日光遠征記」第五回目の今回は、輪王寺で今が一番「旬」の「大猷院(たいゆういん)」とその付近の様子をご紹介します。大猷院は、江戸幕府・三代将軍徳川家光の霊廟ですが、同時に歴代の徳川将軍の位牌が安置された徳川将軍家の霊廟としての役割も果たしてきました。 大棟梁・平内大隅守応勝の手に成るこの名建築は、国宝に指定される権現造の本殿・拝殿・相の間を始め、主要建築物が全て重要文化財に指定されています。 […]

輪王寺・三仏堂付近~紅葉の日光遠征記2018(その4)~

  • 2018.11.22

「紅葉の日光遠征記」第四回目の今回は、聖地・日光の「要」輪王寺の様子をご紹介します。既に触れて参りましたように、明治の廃仏毀釈とそれに伴う神仏分離令で「二社一寺」に分かれてしまった日光山ですが、もともとはそのような区別はなく、まさに政教・神仏相唱和する日本的霊性を体現した聖地でした。今回ご紹介する輪王寺(旧・満願寺)は、その日光山信仰の体系上の「要」であり、東照宮が造立される前の日光山そのものと云 […]

四本龍寺と本宮神社~紅葉の日光遠征記2018(その3)~

  • 2018.11.20

「紅葉の日光遠征記」第三回目の今回は、勝道上人による日光開闢の聖地である「四本龍寺(しほんりゅうじ)」と「本宮神社(ほんぐうじんじゃ)」をご紹介します。 日光開闢の時点での両者の関係はというと、先に「四本龍寺」が出来て後、その鎮守として「二荒山神社(現在の本宮神社)」が創立されたという経緯から、「二荒山神社(現在の本宮神社)」は「四本龍寺」に包含されていました。 「二荒山神社(現在の本宮神社)」が […]

鶴岡八幡宮~七五三祈請祭(2018年)~

  • 2018.11.18

11月15日(木)は「七五三詣で」の日で、全国の神社で様々な行事が行われました。今ではすっかり定着したお馴染みの年中行事ですが、七五三の歴史はそう古いものではなく、江戸時代に将軍・徳川綱吉の長男・徳松の健康を祈願したことから始まったものです。 この日は鎌倉・鶴岡八幡宮も穏やかな良い天気で、例年通り舞殿で「七五三祈請祭(きせいさい)」がとりおこなわれました。 「七五三祈請祭」の模様は、以下の動画をご […]

滝尾神社への道~紅葉の日光遠征記2018(その2)~

  • 2018.11.16

「紅葉の日光遠征記」第二回目の今回は、少し地味ながらも奥深い「滝尾神社(たきのおじんじゃ)」に通じる古道「滝尾道」をご紹介したいと思います。 現在、日光を代表する「権現様」と云えば、神君・徳川家康公をお祀りした日光東照宮ということになりますが、日光東照宮が創立されたのは元和三年(1617年)、約400年前のことです。しかし、嘉祥三年(850年)に新宮(今の二荒山神社・本社)が創立されて以降の800 […]

神橋(しんきょう)付近~紅葉の日光遠征記2018(その1)~

  • 2018.11.14

先日、紅葉が映える秋の日光に行って参りました。東照宮、輪王寺、二荒山神社、中禅寺といった人気どころも追々投稿しますが、まずは日光の表玄関「神橋(しんきょう)」からこのシリーズをスタートしたいと思います。 日光は、奈良時代末期に勝道上人が開いた霊場で、日光二社一寺(東照宮・二荒山神社・輪王寺)と、それらに纏わる多くの史跡群から構成されています。 ◆日光の語源◆ 奈良時代末期、この地に霊場を開いた勝道 […]

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