江の島・天王祭~八坂神社例祭・神幸祭2018年~

江の島・天王祭~八坂神社例祭・神幸祭2018年~

今年(2018年)の江の島・八坂神社の天王祭は、7月8日(日)に行われました。江島神社の境内にある八坂神社には、天照大御神の弟神でいらっしゃる建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)が祀られていますが、江島神社の伝承によれば、その昔、対岸の小動神社から流された「建速須佐之男命」の御神像を、江の島の大海士(素潜り漁師)が海から引き揚げ、そのまま八坂神社にお祀りすることなったものだそうです。
また、八坂神社の御神輿の小動神社への渡御については、八坂神社と小動神社の祭神は夫婦神で、八坂神社に祀られる男神が、小動神社にいる女神に会いに行き、年に一度の逢瀬を楽しむことに由来するとの伝承があります。
YouTubeに動画を掲載しましたので、ご覧ください。

祭典の流れ

9:30   発輿祭 → 江島神社・辺津宮
10:00  発輿
11:00  海上渡御 → 江の島弁天橋東側
12:30  東浦祭典 → 聖天島公園付近
13:00前 発輿
14:00  龍口寺前到着
15:00  小動神社着御祭 → 小動神社・御仮宮
16:10  小動神社発輿
18:00  還御祭 → 江島神社・辺津宮

祭りの前

少し早目に江の島に到着しましたが、「青銅の鳥居」前は、いつもと変わらずでした。

参道を登ると「朱の鳥居」には奉納幡が、はためいていました。

「朱の鳥居」脇には、小動神社からお迎えの屋台が二台控えています。

「下町」の屋台


「中原町」の屋台

辺津宮の本殿前には、八坂神社の御神輿が鎮座されています。

担ぎ手も、気合が入ります。

発輿

まず、発輿祭が執り行われました。祝詞奏上のあと、沢山の関係者が玉串を奉納なさいました。

いよいよ出発です。先導の錫杖の音が響きます。

続いてお神輿も進発します。

辺津宮の境内社・八坂神社を経由して、女坂を下っていきます。

「朱の鳥居」に、お囃子に続いて、先導の猿田彦が降りてきました。

八坂神社の御神輿も下りてきました。

狭い参道を御神輿が迫力で通過します。

「青銅の鳥居」前に到着。江島天王囃子が賑やかです。

海上渡御

担ぎ手は、褌を締めて準備万端。

飾り紐を海上渡御用に代えて出発。

海に向かってぐんぐん進みます。

迫力で入水していきます。

次第に沖へ。

すっかり海の中です。

海上での神事。

龍口寺前行き会い

龍口寺から腰越にかけての電車通りには、地元中原町他の山車が控ています。

紫の飾り紐が鮮やかな小動神社の御神輿が、八坂神社の御神輿の到着を待っています。

小動神社の神主さんと地元関係者の皆さんも、八坂神社の御神輿の到着を待っています。

まず小動神社の先導行列が到着。

続いて八坂神社の先導行列が到着。

さらに八坂神社のお囃子が到着。

めずらしい松ぼっくりの子供神輿が、曳かれてきました。

八坂神社の御神輿も到着です。

八坂神社の御神輿と小動神社の御神輿が行き会い、練り合います。

江ノ電が、祭りをかき分けるように通過します。電車通りならではの風景です。

両神社の御神輿の迫力の二台練りです。

小動神社前

小動神社では、国道134号線を挟んで、御仮宮が準備されていました。

猿田彦が先導してきました。

御仮宮前で、最後の練り合わせです。

練り合わせが終わり、小動神社着御祭を待って仲良く鎮座する両神社の御神輿。

最後までご覧いただきありがとうございました。
主に、発輿祭、海上渡御、龍口の行合い、小動神社・御仮宮のシーンをまとめてみました。湘南の夏祭りを代表する大迫力のお祭りですので、ぜひ一度いらっしゃるとよいと思います。

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