鎌倉・五所神社~例大祭(乱材祭)~海上渡御・天王唄

鎌倉・五所神社~例大祭(乱材祭)~海上渡御・天王唄

この年の五所神社の例大祭:乱材祭(みざいまつり)は生憎の雨で、観客には少しハードな一日でしたが、どちらにしろ海に入ってずぶ濡れになる担ぎ手の皆さんは「どっこいどっこい」の掛け声も盛んに益々パワー全開でした。「木遣り唄」「天王唄」を交えた勇壮で賑やかな神輿お渡りの雰囲気は、以下のYOUTUBE動画にまとめましたのでどうぞご覧ください。

2019年例大祭<日程>
 6月8日(土)  17:00~ こどもフェスティバル
          18:00~ 見目明神祭
          18:30~ 御神輿渡御
 6月9日(日)  10:00~ 例大祭式典
          11:00~ 町内お渡り
          15:00~ 海上渡御
          17:00~ ふれあいまつり
 6月11日(火) 10:00~ 三ツ目神楽

なお2019年の五所神社・乱材祭の記事は、以下のリンクをご覧ください。

⇒(1)宵宮祭

⇒(2)御神輿渡御・前篇

⇒(3)御神輿渡御・後篇

⇒(4)海上渡御

⇒(5)三ツ目神楽

五所神社は、明治になって旧「乱橋(みだればし)村」と旧「材木座村」が合併し「西鎌倉村大字乱橋材木座」となった後、明治41年(1908年)に、地元の神社五社(三島神社、諏訪神社、八雲神社、金比羅宮、見目(みるめ)明神)が合併して成立したものです。
こうした経緯から、神輿も下表のように旧「諏訪神社」由来の一号、旧「見目明神」由来の二号三号の、計三基が現存し、うち一号と二号が海上渡御を行います。

  一号神輿 二号神輿 三号神輿
由来 旧・諏訪神社 旧・見目明神 旧・見目明神
作者 大工:吉川勘右ヱ門
仏師:後藤斎宮
同左 同左
制作年 江戸時代末期 弘化四年
(1847年)
同左
最終補修年 昭和三十年
(1955年)
平成四年
(1992年)
昭和三十一年
(1956年)
屋根飾り(天頂) 鳳凰(当初は八咫烏であったらしい) 鳳凰 蓮花(当初は鳳凰であったらしい)
屋根紋 梶の葉紋三ツ盛 輪宝紋三ツ盛 同左


一号神輿


二号神輿


三号神輿「天王唄」と共に

お祭が始まる前に、五所神社にお参り。鳥居には祭礼の提灯が掲げられていました。
五所神社鳥居

お神輿のお渡りルートを回りますと、いろいろな御旅所や御神酒所が設営されていました。

子供神輿御旅所


天王唄保存会御神酒所


材木座囃子連中御神酒所


五所和賀会御神酒所

材木座囃子連中の屋台がお神輿を先導して、とても賑やかでした。お子さんもたくさん参加していました。

材木座囃子連中


引き回し屋台


車載屋台


屋台回し

八百信商店前で、「木遣り唄」と共に一号神輿と二号神輿が勇壮に「二台練り」です。

八百信商店前「二台練り」

お神輿は九品寺を経て光明寺・総門前に進み、海上渡御に備えて、神輿三基が一列に並んでの法要が執り行われました。

光明寺総門前・一号二号練り


光明寺総門前・神輿三基整列


光明寺総門前法要

光明寺での法要を終えたお神輿三基は、小町大路南突き当りの134号線下の通路を潜って、材木座海岸に出て、お祓いを受けます。


材木座海岸に向かう一号・二号・三号神輿


一号神輿・海岸通路へ


二号神輿・海岸通路へ


三号神輿・海岸通路へ


一号・二号神輿・材木座海岸並び練り


材木座海岸・海上渡御前の神事

いよいよ海上渡御です。一号・二号神輿が担ぎ上げられ、海に入っていきます。



海上渡御・一号・二号神輿担ぎ上げ



海上渡御・一号神輿入水



海上渡御・一号神輿沖へ



海上渡御・二号神輿入水



海上渡御・二号神輿沖へ

一号・二号神輿が、海上で時計回りにぐるぐると練り回ります。



海上渡御・練り回し(その1)



海上渡御・練り回し(その2)

海岸にお神輿が帰ってきます。



海上渡御・一号神輿上陸



海上渡御・二号神輿上陸

一号・二号・三号神輿が、揃って五所神社に還御します。

一号・二号神輿五所神社へ



三号神輿・五所神社へ



五所神社参道入口



二号神輿・鳥居前



一号神輿還御・遠景



一号神輿・還御