鶴岡八幡宮・浜降式(はまおりしき)~例大祭(2023年)~

鶴岡八幡宮・浜降式(はまおりしき)~例大祭(2023年)~

鶴岡八幡宮の「例大祭」は、毎年9月14日から16日の三日間にわたり執り行われる鎌倉伝統の行事で、古くは文治3年(1187)の放生会に遡ると云われています。14日早暁の浜降式(はまおりしき)は、例大祭の始まりを告げる重要な儀式で、鶴岡八幡宮境内を出発したご神職の列は材木座海岸に向い、波打ち際に立てた大きな斎竹(いみたけ)をくぐり海に入り身を清めます。禊(みそぎ)を終えると、藻塩草(もしおぐさ)を集めて境内に戻り、主要なポイントに配置していきます。

出発前の三の鳥居

4時台の三の鳥居前は、まだ真っ暗です。

由比ガ浜への往路

下馬四つ角付近です。

下馬四つ角付近

こちらは由比ガ浜交差点です。

由比ガ浜交差点

由比ケ浜到着

ご神職の皆さんが、滑川を渡り5時過ぎに材木座海岸に到着です。

おおきな斎竹(いみたけ)が立てられ、紙垂(しで)のついた注連縄(しめなわ)が渡されています

拝礼

宮司を先頭に、一同拝礼。これから身を清める海そのものに拝礼しますので、御幣を立てるなど神籬(ひもろぎ)は特に設けません。

脱衣

白衣と白袴を脱いで、海入りできるよう鉢巻と褌一丁になります。

体操

海入り前の体操は、西洋式のラジオ体操などとは異なり、櫓を漕ぐような仕草があったりします。

海入り

斎竹の間を駆け抜け、海に入り身を清めます。夏の名残で水温はそう低くはなさそうです。

藻塩草(もしおぐさ)集め

四角い木箱いっぱいに、海岸の藻塩草を集めます。

身支度

幔幕の中で身支度をして、帰路に就きます。

鶴岡八幡宮への帰路

藻塩草を盛った木箱を担いで、鶴岡八幡宮境内に向います。

三の鳥居への帰還

ご神職の列が、段葛を進み、三の鳥居へ戻って来ました。

三の鳥居の東西の柱手前の提灯立てに、藻塩草を一握り掛けます。

境内参道

藻塩草を担いだ行列が、境内を進みます。

社務所前の提灯立てに藻塩草を掛けます。

大石段

狛犬の前に藻塩草を置き、大石段を本宮に向います。

例大祭の月・9月の社頭暦

社頭歴は、例大祭の行事で埋まります。

 最後までご覧いただきありがとうございました。今年(2024年)の例大祭は、土曜日・14日から敬老の日・16日までの三日間全て休日に当りますので、きっと賑わうことでしょう。