鶴岡八幡宮・旗上弁財天社~例祭(2021年)~

鶴岡八幡宮・旗上弁財天社~例祭(2021年)~

蛇身の弁財天をお祀りする神社では4月初己の日に例祭が執り行われることが多いのですが、 鶴岡八幡宮の境内にある旗上弁財天でもいつも通り4月初己の3日に例祭が斎行されました。今年は、例年4月3日に斎行される若宮例祭と重なり、午前は若宮例祭、午後は旗上弁財天例祭と寺社巡りを楽しみにしている方々には見所の多い一日となりました。

境内の様子

今年は3月中に早々と満開を迎えていた段葛の桜は葉桜に代わりつつある時期で、名残惜しげなピンクの花と黄緑の若葉がマッチしていい感じです。

太鼓橋を背に本殿に向かって右手、旗上弁財天に進む赤橋の手前にある立派なイヌマキ(鎌倉市天然記念物)です。

源氏池越しの旗上弁財天です。奥のぼたん園には濃い目ピンクの八重桜が見えます。

東鳥居を入った右手に並ぶ静桜と実朝桜のアップです。静桜は丁度見ごろを迎えていました。

静桜
実朝桜

こちらは、源氏池畔の八重桜です。

祭礼前の旗上弁財天

赤橋の前に二本の大きな幟がはためきます。

祭礼の準備が進みます。

土鳩のつがいが鳥居の上で語らっています。

奉納旗が立ち並ぶ中、境内の白藤もこれから見ごろを迎えることでしょう。

蛇身の弁財天がお好みの卵パックが奉納されています。なお、手前の案内板にある「政子石」は、北条政子の安産を祈願したと伝えられる一対の陰陽石です。現在は、旗上弁財天の社殿裏側の目立たない場所に置かれていますが、かつては現在の白旗神社の位置にあった薬師堂に向かって右手前にありました。明治の神仏分離令により薬師堂が失われた後、白旗神社が本宮脇から現在位置に遷座した時点でも場所は変わらなかったのですが、いつからか現在の場所に移されました。

政子石

社務所前

この日、祭主を務める禰宜さん以下の御神職が、社務所前を出発します。御神楽を奉納する巫女さんお二人も出発を待ちます。

弁天様手前の赤橋付近

弁天様に渡る赤橋付近での行列の様子です。

神事の様子

幟旗を奉納すると参列のご案内を頂けるのですが、狭い境内は人数制限がかけられて、神事の時間帯に一般の参拝者は橋を渡ることができません。以下、40倍程度の望遠で撮影した写真ですが、撮影できる方向も限られていますことをご容赦ください。

修祓(しゅばつ)

修祓は、開扉前に祓戸ではなく社殿前にて行われます。

開扉(かいひ)

祭主により社殿の扉が開かれます。

献饌(けんせん)

御神職三名による手渡しで、供物が神前に供えられます。

祝詞奏上(のりとそうじょう)

祭主が、祝詞を奏します。

御神楽奉納(おかぐらほうのう)

巫女二名による御神楽が奉納されます。

玉串拝礼(たまぐしはいれい)

祭主及び、この日参列なさっていた鶴岡八幡宮・宮司が玉串を奉奠いたします。

撤饌(てっせん)

供物をお下げします。授与品として下賜される神札が、授与所の方に運ばれていきます。

閉扉(へいひ)

一般的には扉を閉めるのですが、旗上弁財天の例祭では神事の後に参列者による参拝が残っているため、社殿の御簾を下げることで仮に閉扉とし、祭具を撤収する中で、扉が閉められます。

退下(たいげ)

御神職の列が、赤橋を戻っていらっしゃいます。

授与所の様子

参列者にお渡しする授与品が並べられ、御帰りの参列者に手渡されます。

最後までご覧いただきありがとうございました。実は私の家にも4月より新たに「旗上」する者がおりまして、丁度よいタイミングで参拝できましたこと感謝しております。