鎌倉・向福寺
山号・寺名 | 円龍山・向福寺 |
宗派 | 時宗・遊行寺(清浄光寺)末 |
ご本尊 | 阿弥陀三尊 |
創建 | 弘安五年(1282年) 開山:一向俊聖(いっこう しゅんしょう) |
開門時間 | 特になし |
拝観料 | 無料 |
札所 | 鎌倉三十三観音霊場第15番札所 |
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向福寺の魅力
◎仏教界では少数派の時宗の更に非主流派である一向宗を出自としながらも時代の流れと折り合いを付けつつ七百年以上守り続けてきた法灯の重み
◎南北朝の作と伝わる鎌倉市指定文化財の御本尊「阿弥陀如来及び両脇侍菩薩立像」
◎季節毎に表情を変えながら参拝者の目を楽しませてくれるご本堂前の立派な桜とプランタの花々
巡礼雑記
2018年12月22日 向福寺◆境内散歩◆ ⇒投稿記事へ
鎌倉三十三観音霊場第十五番札所・円龍山向福寺は、鎌倉・材木座の京急バス「五所神社」停すぐ横にある時宗のお寺で、開山は一向宗の祖・一向俊聖(いっこう しゅんしょう)です。一向宗は、踊念仏系では時宗に次ぐ規模でしたが、江戸時代に幕府の寺社政策上の理由で、踊念仏系の宗派が時宗に統合されたため、現在は藤沢の遊行寺(清浄光寺)の末寺となっています。長年、時宗からの独立を模索していた旧・一向宗中心寺院の番場蓮華寺(近江国)や天童佛向寺(出羽国)は、明治になり浄土宗に改めましたが、時宗・総本山遊行寺の影響が強い鎌倉に位置する向福寺は、そのまま時宗に留まったようです。一向俊聖は光明寺開山・然阿良忠に師事していたことから、一向宗系の寺院は、従来から浄土宗に近しい繋がりを持っていたようです。
ご由緒
向福寺は、前年に辛うじて中国・元の侵略を退けたばかりの弘安五年(1282年)、時宗・一遍と並ぶ踊念仏の旗手・一向俊聖(いっこう しゅんしょう)により旧・一向宗の寺院として創建されました。江戸時代に入ると、踊念仏系の宗派は、遊行寺を大本山とする時宗に統合されたため、向福寺も時宗・遊行寺の末寺となり現在に続いています。現在一般に「一向宗」と云えば「浄土真宗」をイメージしますが、もともとは踊念仏系の旧・一向宗を指す言葉でした。
ご詠歌
深き夜の 夢に宿せし 我が身にや 幸いに向く 標なるらん
ご朱印
鎌倉三十三観音霊場第十五番札所 |
年中行事
調査中 |
季節の花々
春 | 八重桜 |
夏 | 日日草、あじさい、シロツメクサ、トレニア、マーガレット、ほおずき、サンパラソル |
秋 | マリーゴールド、野菊、山茶花 |
冬 | - |
アクセス
住所 | 〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座3-15-13 |
電話・FAX | Tel:0467-22-9498 Fax:- |
URL | http://tanakazu.cafe.coocan.jp/koufukuji/index.html |
【公共交通機関】
JR横須賀線「鎌倉駅」東口より京急バス「五所神社」停下車すぐ
【車】
横浜横須賀道路「朝比奈IC」より、金沢街道経由・鎌倉方面 約20分
駐車場無。