鎌倉・東慶寺◆境内散歩◆
- 2018.09.09
「縁切寺」「駈込寺」の別称で知られる東慶寺は、夫婦間・家庭内の様々な事情を抱えた女性を庇護・救済する尼寺として、江戸時代には「縁切寺法」に則り幕府公認の特別な地位を与えられていました。廃仏毀釈の影響もあり、明治時代に一旦尼寺としての歴史は閉じましたが、20世紀になって釈宗演ら円覚寺の禅匠を核とした男僧の寺として中興開山され現在に至ります。一年を通して参拝客が多く訪れる境内は、堂塔も整備され、樹木・ […]
神に抱かれ仏と共に歩む日々…
「縁切寺」「駈込寺」の別称で知られる東慶寺は、夫婦間・家庭内の様々な事情を抱えた女性を庇護・救済する尼寺として、江戸時代には「縁切寺法」に則り幕府公認の特別な地位を与えられていました。廃仏毀釈の影響もあり、明治時代に一旦尼寺としての歴史は閉じましたが、20世紀になって釈宗演ら円覚寺の禅匠を核とした男僧の寺として中興開山され現在に至ります。一年を通して参拝客が多く訪れる境内は、堂塔も整備され、樹木・ […]
寿福寺は、臨済宗開祖・栄西を開山とする鎌倉五山の第三位の名刹です。この付近は、源義家が奥州平定を祈願した源氏山の麓にあたり、邸宅があったことなど源氏にとっては父祖伝来の地と云えます。創建当初は十四の塔頭を擁する寺容を誇り、現在の英勝寺の境内等も含まれていたものと思われますが、大火の被害、鎌倉幕府の滅亡等により、総門・中門・仏殿を軸とした現在の形に収まり、国指定史跡とされています。また、参拝客を呼び […]
光明寺は、浄土宗鎮西派の大本山であり、総本山の京都・知恩院に次ぎ、芝・増上寺や善光寺・大本願と並ぶ寺格のお寺です。大本山に相応しい広大な境内には、鎌倉最大級の本堂(大殿)や山門を始めとする立派な伽藍が整備されています。お寺の伝統的な年中行事だけでなく様々なイベント活動にも協力し、境内スペースの提供や寺が所有する文化財の公開にも積極的です。 なお光明寺のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス […]
浄妙寺は、鎌倉五山の第五位として有名なお寺です。また足利一族と深い関係を結んでいたことでも知られています。現在の伽藍は建長寺や円覚寺ほどのスケールはありませんが、樹木の手入れが行き届き、清潔感のあるきれいな境内が魅力的です。平成3年に茶堂「喜泉庵」を再建し、さらに平成12年には大休寺跡に建てられた旧貴族院議員邸を改造して石窯ガーデンテラスをオープンするなど、広い境内を利用して多くの参拝客が訪れやす […]
妙法寺は、日蓮上人が鎌倉にて初めて庵を結ばれた松葉ケ谷草庵跡に創建された寺院です。開山の日蓮上人は、甲斐の国・身延山久遠寺に移られるまでの二十数年間にわたり、ここを拠点に布教に努められました。 その後、第五世・日叡上人(護良親王の御子)が、現在に繋がる堂塔伽藍を整え、実質的に妙法寺を建立したことで中興開山と位置付けられています。 なお妙法寺のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス等につきま […]
「あじさい寺」としてあまりにも有名なビジュアル系寺院の明月院は、北鎌倉駅から歩いて10分くらいのところにあります。接道に面する範囲は狭いですが、かつては関東十刹の一位・禅興寺の子院・首位を占めていた名刹だけあって、谷戸ひとつを丸ごと境内としており、なかなかの奥行です。 令和元年(2019年)のアジサイ、花菖蒲につきましては、以下のリンクをご覧ください。⇒「北鎌倉・明月院のアジサイ(2019年)◆境 […]
本堂(観音堂)を含む杉本寺の建物の多くは、金沢街道に面した参道入口から計30mくらいの石段を上ったところにあります。緑に囲まれ静寂に満たされたこの小振りな空間には、奈良天平の昔からの長く重厚な歴史が凝縮された独特の趣があります。歴史学としての辻褄あわせはひとまず横に置いて、現代に語り継がれる杉本寺にまつわる伝説を噛みしめ味わうスタンスで参拝していただければ、よりご満足いただけるのではないかと思いま […]
これまで撮り貯めた写真を織り交ぜながら、「竹の寺」報国寺の境内をご案内します。 報国寺の伽藍は本堂、迦葉堂、鐘楼からなり、それらを取り巻く手入れの行き届いた庭園と枯山水が魅力で四季折々の花が楽しめます。中でも青々とした竹林が素晴らしく、茶席「退耕庵」で抹茶を喫しながら鑑賞しましょう。 また、庭園内からは、足利尊氏の祖父で置文伝説でも有名な足利家時の墓を含む足利一族のやぐらが遠望でき、足利一族消長の […]
今年になって撮り貯めた写真を織り交ぜながら、「下境内」から「上境内」まで鎌倉・長谷寺の境内をぐるりとご案内します。 長谷寺には巨大な十一面観音像が安置された「本堂・観音堂」の他、「阿弥陀堂」「弁天窟」「なごみ地蔵」「千体地蔵」「かきがら稲荷」「八臂弁財天」「さわり大黒」「福寿地蔵」「転輪蔵」等たくさんの仏様や神様がお祀りされています。 また「花の寺」としても有名で季節の花々がいつも楽しめる他、書院 […]