鶴岡八幡宮・丸山稲荷社~例祭(2019年)~

鶴岡八幡宮・丸山稲荷社~例祭(2019年)~

鶴岡八幡宮・本宮西側の赤い鳥居が立ち並ぶ小高い所に鎮座するのが鶴岡八幡宮の鎮守稲荷・四社の一つで、唯一末社に位置付けられている丸山稲荷社です。鶴岡八幡宮が、由比ヶ浜の元八幡の地から、現在の小林郷に遷座する以前よりここに祀られていたと云われ、社殿は重要文化財に指定されています。毎年4月9日は丸山稲荷社の例祭で、巫女二名による御神楽が奉納されます。

境内の様子

三ノ鳥居の前には、丸山稲荷社例祭の案内板が掲げられていました。旗上弁財天や源氏池の畔の桜はまだまだ美しく咲いています。

本宮から丸山稲荷への登り口には幟が立てられ、その脇に参拝者受付が設けられていました。

鳥居をくぐって丸山稲荷社の境内に出ると、既に例祭の準備は整い、参列者の皆さんが着席していました。また海外からの観光客の皆さんが撮影に来ておられました。

御神職の皆さんも、おいでになりました。

丸山稲荷社例祭

修祓(しゅばつ)

参列者を御祓いします。

開扉

普段は閉じられている御本殿の扉を、祭主が開きます。

献饌(けんせん)

供物を並べます。舞殿での神事などでは予め供物を並べて置き、瓶子の蓋を開けることで献饌の所作としますが、丸山稲荷社では、しっかりと並べて行きます。

祝詞奏上

祭主が祝詞を奏上します。

御神楽奉納

巫女二人により、御神楽が奉納されます。

※クリックすると拡大します。

玉串拝礼

祭主、参列者が順に玉串を奉じ、拝礼します。

直会(なおらい)

最後に、参列者に御神酒が下されます。

最後までご覧いただきありがとうございました。鶴岡八幡宮には、いくつかの摂・末社があり、各々例祭が執り行われています。神事の流れ全体を掴みやすく、楼門の内側とは異なり写真撮影も可能ですので、機会を見て参拝してみるのもいいと思います。

※クリックすると拡大します。