面掛行列~鎌倉坂ノ下・御霊神社~例大祭2018
- 2018.09.22
- お祭り
9月18日は御霊神社例大祭でした。この日は、鎌倉武士の鑑と崇められる鎌倉権五郎景政の命日にあたります。
鎌倉神楽奉納に続く神幸祭では、鎌倉随一の奇祭として知られる面掛行列(神奈川県・無形民俗文化財)が催行されました。
面掛行列は妊娠した主役の「阿亀」から「孕みっと行列」とも云われ、鶴岡八幡宮の中秋祭に行われておりましたが、明治の神仏分離令を機に、鎌倉坂ノ下の御霊神社の例大祭の中で行われるようになりました。
面掛行列の様子は、以下の動画をご覧ください。
面掛行列が始まる前の様子
この日は、彼岸花がいろんなところで咲いておりました。
行列の「本当は主役」の御霊神社の御神輿には「力餅屋」の鏡餅もお供えしてありました。
御霊神社の社紋であり、ご祭神・鎌倉権五郎景正公の家紋でもあったと伝えられる白地に金縁の「並び矢」を縫い込んだ立派な幟です。
大きな注連榊があります。
子供が担ぐ白い幟幡と槍です。
お囃子の乗る屋台も準備が整っています。
十人の面掛衆を先導する獅子頭です。
面掛行列の先導
行列は、御霊神社参道途中の坂ノ下公会堂前を出て、力餅屋を右折。星の井通りを進み虚空蔵堂前でUターンします。星の井通りをもと来た方向に戻って、力餅屋を通り過ぎ、大仏通りの一つ手前の信号のある交差点でもう一度Uターン。力餅屋前で右折し御霊神社内の御旅所に戻るというコースを取ります。
行列の先頭は、陣笠に杖の露払いです。ちょっと後続が気になりますか???。
続いて錫杖を持った法被姿のお嬢さん。
陣笠を被った木杖の男の子。
飛び入りの幼児が続きます。
坂ノ下囃子連のお屋台です。
車の付いた注連榊です。
猿田彦です。
薙刀と弓矢が続きます。
白い並び屋の幟が見えます。
鞘の付いた槍でしょうか。
獅子頭が続きます。
面掛衆
面掛衆十人は、ギャラリーにまとめましたので、ご覧ください。阿亀のお腹は撫でさせていただけます。安産のご利益があるようです。
御霊神社の御神輿
まず、神社の御囃子の皆さん。
続いて、神主の皆さん。
裃姿の役員の方々。
最後に御霊神社のお神輿です。
「力餅屋」のお土産
例大祭に参列した方々の引き出物としても遣われた「福面まんじゅう」をお土産にしました。
包みはこんな感じです。
中身はこんな風になっています。面掛行列の面と同じく十種類あります。
最後までご覧いただきありがとうございました。鎌倉に御神輿主役のお祭りは沢山ありますが、少し変わった面掛行列を観るのも良いものです。お土産もおいしかったです。
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