鎌倉・長谷寺◆境内散歩◆
- 2018.08.05
- 境内散歩
今年になって撮り貯めた写真を織り交ぜながら、「下境内」から「上境内」まで鎌倉・長谷寺の境内をぐるりとご案内します。
長谷寺には巨大な十一面観音像が安置された「本堂・観音堂」の他、「阿弥陀堂」「弁天窟」「なごみ地蔵」「千体地蔵」「かきがら稲荷」「八臂弁財天」「さわり大黒」「福寿地蔵」「転輪蔵」等たくさんの仏様や神様がお祀りされています。
また「花の寺」としても有名で季節の花々がいつも楽しめる他、書院での写経・写仏も体験できます。展望の素晴らしい「海光庵」でのお食事も一興です。
なお長谷寺のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス等につきましては、以下のリンクをご覧ください。
⇒長谷寺(鎌倉)へ
※写真をクリックすると拡大します。
長谷寺の魅力
◎奈良の古刹・長谷寺、藤原北家の祖・藤原房前を織り込んだ壮大な縁起物語
◎想像以上の輝きとスケールで迫るご本尊「十一面観音像」の圧倒的存在感
◎何度参拝しても期待を裏切らない四季折々の花に彩られた美しい境内
◎隅々まで手入れの行き届いた境内にヌッと現れる不思議空間「弁天窟」
境内図
境内散歩
鎌倉駅で江ノ電に乗って4つ目「長谷駅」の改札を出た後、踏切を背に3分ほど進むと長谷寺の参道入口に出ます。参道の突き当りに視線を向ければもう「山門」が見えています。
自動車で参拝の方は、「山門」脇に大きな専用の有料駐車場がありますので、とても便利です。
山門に向かって左側に拝観券の自動販売機があります。鎌倉にはたくさんの寺社がありますが、自販機を設置しているのは、ここくらいですね。
大人300円の拝観券を購入して入場。ご朱印をいただく場合は、入口左側すぐにある朱印所にご朱印帳を預けてから参拝するようにしましょう。団体の参拝客が多いため、受け取りに時間がかかることがありますので、お寺もそのように勧めていらっしゃいます。
いよいよ参拝ですが、長谷寺はなんといっても季節の花々がお楽しみ。妙智池や放生池のまわりには、四季折々の花が植えられていますので、一通りチェックしてカメラでカシャリ。
山門付近には「弁天堂」「大黒堂」がありますのでまずはお参り。「さわり大黒」をひと撫でしましょう。
さらに丁寧に手入れされた見事な「書院前石庭」を見学。お時間のある方は、書院内で写経にチャレンジしてみては?般若心経だと1~2時間かかりそうですが、十句観音経(※)だと20分程度でOKです。他に観音様の絵を写す「写仏」もあります。
⇒長谷寺「写経・写仏」サイト
(※)十句観音経
般若心経よりずっと短いですのですぐ覚えられます。観音霊場巡りを発願された方は是非暗唱できるようにしておきましょう。目を閉じてお好みの観音像をイメージしつつ、手を合わせて三回唱えれば、極楽浄土に溶け込んだ「私」を体感できるかも知れません。
観自在(かんじざい)南無仏(なむぶつ)与仏有因(ようぶつういん)与仏有縁(ようぶつうえん)仏法僧縁(ぶっぽうそうえん)常楽我浄(じょうらくがじょう)朝念観世音(ちょうねんかんぜおん)暮念観世音(ぼねんかんぜおん)念々従心起(ねんねんじゅうしんき)念々不離心(ねんねんふりしん)
境内は大まかに「山門」のある「下境内」と「本堂(観音堂)」がある「上境内」に分かれ、両者の中段に「地蔵堂」という三層構造となっており各々石段で繋がっています。下境内の一番の見どころは弁天窟です。元々「出世弁財天」が安置されておりましたが、現在は宝物殿に移されています。
現在の弁天窟の中には、二臂の弁財天と十六童子が壁面に掘られています。また、奉納用の弁財天像(一体300円)が壁面にずらりと並んでいる部屋もあります(チョイ不気味)。
次に放生池にかかる石橋を渡り、石段を上ると境内中段に出ます。建物としては「福壽地蔵」が安置されている「地蔵堂」がありますが、何よりもあたりを埋め尽くす「千体地蔵」に圧倒されます。
さらに石段を上がると本堂「観音堂」のある境内上層部に到着。まずはご本尊の巨大な十一面観音像にお参りします。
さらに「阿弥陀堂」と、「鐘楼」横の「かきがら稲荷」にお参りします。
「転輪蔵(経蔵・輪蔵)」の巨大摩尼車も迫力があります。毎月18日の観音様の縁日に実際に回せます。
お好みで「眺望散策路」に上がってみてもよいと思います。あじさいのシーズンには「あじさい路」と改名し、両脇のあじさいが堪能できます(暑い日には汗まみれになるのが難点ですが)。
涼みたくなれば「海光庵」に逃げ込んでかき氷など如何でしょう。夏場はひんやり涼しい眺望抜群の茶店です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
長谷寺は、お花好きの方なら何度行っても飽きないお寺です。鎌倉においでになった際には、鎌倉大仏といっしょに是非お参りしてください。
こちらのページもご参考にどうぞ。
⇒長谷寺(鎌倉)へ
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