栃木・西明寺(益子観音)

山号・寺名 独鈷山(どっこさん)・普門院(ふもんいん)・西明寺(さいみょうじ)
宗派 真言宗豊山派
ご本尊 十一面観世音菩薩
創建 天平九年(737年)
開祖:行基菩薩
開門時間 境内 8:00~17:00(冬季 8:00~16:30)
拝観料 本堂内陣拝観料:300円
札所 坂東三十三観音霊場 第20番
下野七福神 布袋尊

西明寺の魅力

◎豪快に笑う閻魔様に御朱印マニアも大喜びの「笑い閻魔」座像

◎開山・行基菩薩もきっとお喜び!「普門院診療所」など社会福祉事業を通じた医療・介護現場での「仏」の実践

◎度重なる戦火の焼け跡に建ち、長年の風雪に堪えて今に残る「楼門」「三重塔」「本堂厨子」の国重文建造物オンパレード

境内図

巡礼雑記

2021年3月5日 獨鈷山・西明寺(益子観音)◆坂東三十三観音霊場(第二十番)参拝◆ ⇒投稿記事へ
坂東三十三観音霊場・第二十番札所の獨鈷山(どっこさん)普門院(ふもんいん)西明寺(さいみょうじ)は、別称「益子観音」の名の通り、益子焼で有名な栃木県益子町にある真言宗豊山派のお寺です。寺伝によれば開山・行基菩薩、開基・ 紀有麻呂とされていますが、天平時代に紀貫之で有名な豪族・紀氏の一族が移り住み益子町中心部の西に位置する「権現平」に紀貫之を祀る祠を建てたのが始まりで、康平年間(1058~65年)には紀正隆が高舘山に居城を築き益子氏となり西明寺を手厚く保護しました。西明寺は 旧下野国(おおよそ現在の栃木県)に属しますが、栃木県下の他の坂東三十三観音霊場札所・三寺(中禅寺・大谷寺・満願寺)と比べると、西明寺はかなり茨城県よりにあるため、近辺の正福寺(二十三番札所)や楽法寺(二十四番札所)と一緒にお参りするのが効率的です。コンパクトな境内に、楼門・三重塔及び本堂内に置かれた本堂厨子など国の重要文化財が凝縮され、巡礼者にも分かりやすい伽藍配置となっており、西明寺境内全体が栃木県より史跡指定されています。また、御朱印マニアの中で評価の高い「笑い閻魔」の御朱印も魅力的です。

ご由緒

「益子町の郊外に位置する獨鈷山(とっこさん)。西明寺はその南斜面の中腹にあります。 正式名称は「獨鈷山普門院西明寺」。真言宗豊山派に属し、本尊は十一面観音菩薩。坂東巡礼第20番、下野第13番の札所でもあります。
益子という氏は「土佐日記」で知られる紀貫之の後代、紀一族が益子に移り住み、西明寺の地「権現平」に紀貫之を祀ったことから始まりました。その紀貫之夫妻の像は現在、西明寺本堂の奥に安置されております。
益子の西明寺は本堂厨子、三重塔、楼門の国指定重要文化財をはじめ、弘法大師堂、鐘桜堂、そしてユニークな「笑い閻魔」で親しまれている閻魔堂があります。
また、18ヘクタールの境内には普門院医療施設の有床診療所があり、その近傍に、介護老人保健施設・看清坊、グループホーム・能羅坊などがあります。 」 (普門院サイトより)

ご詠歌

西明寺 ちかひをここに 尋ねれば ついのすみかは 西とこそきけ

御朱印

坂東三十三観音霊場第二十番札所

年中行事

調査中

季節の花々

百日紅
紅葉
椿

アクセス

住所 〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町益子4469
電話・FAX Tel:(0285) 72-2957 Fax:―
URL http://fumon.jp/

【公共交通機関】
東北本線(JR宇都宮線)、宇都宮線(または宇都宮線直通湘南新宿ライン):小山駅→水戸線下館駅→真岡鐵道益子駅下車→タクシー。

【車】
東北自動車道栃木都賀JCT→北関東自動車道真岡IC→国道294号線、または121号線。
参拝者用駐車場(無料)。