横須賀・東漸寺◆境内散歩~日金地蔵尊
- 2023.11.04
「東漸寺」という名のお寺は、意外とたくさんあるのをご存じでしょうか?今回ご案内する横須賀・ 東漸寺の周辺でも、鎌倉・腰越には龍口寺輪番八ヶ寺の一つ龍口山・東漸寺(日蓮宗)、横浜・杉田には霊桐山・東漸寺(臨済宗)、横浜市内だけでもさらに三ケ寺(中区・鶴見区・都筑区)あります。「東漸 」というのは、中国系の仏教語で、大乗仏教がインドから次第に東の方に伝播していく様を表す言葉です。仏教の東の終着点であ […]
神に抱かれ仏と共に歩む日々…
「東漸寺」という名のお寺は、意外とたくさんあるのをご存じでしょうか?今回ご案内する横須賀・ 東漸寺の周辺でも、鎌倉・腰越には龍口寺輪番八ヶ寺の一つ龍口山・東漸寺(日蓮宗)、横浜・杉田には霊桐山・東漸寺(臨済宗)、横浜市内だけでもさらに三ケ寺(中区・鶴見区・都筑区)あります。「東漸 」というのは、中国系の仏教語で、大乗仏教がインドから次第に東の方に伝播していく様を表す言葉です。仏教の東の終着点であ […]
今回は、陽光眩しい葉月の鶴岡八幡宮の祭礼・行事を、境内を彩る花鳥と共にご紹介します。正面大石段を見上げれば木々の緑深い大臣山を背に随身門の朱色が映え、源氏池・平家池を覆い尽くすばかりの蓮花の薄紅と純白が清々しい8月には、その初旬「立秋」の前後に「夏越祭」「立秋祭」「実朝祭」が次々と執り行われます。 また、その期間に合わせ、立秋の前日から8月9日にかけて、ぼんぼり祭が催され、三の鳥居から大石段にか […]
今年の元旦は湘南地区を離れ、縁あって京都府北部・京丹後市で過ごさせていただきました。京丹後市のある旧丹後国は大陸との交通の表玄関として古代には大変栄えた地域で、奥丹後三郡(熊野郡・竹野郡・中郡)を市域とする京丹後市にも数多の古社が鎮まり、山裾に貼りつくように建つ古びた小さなお社が、あたりまえのように延喜式神明帳にも記された「式内社」だったりします。 訪れる都度撮影した写真や資料のファイルもいつの […]
江島神社に伝わる『江島縁起』には、まず 欽明天皇が、その十三年(552年)に「宮」を島南の竜穴(岩屋のこと)にお建てになり、さらに「役小角(えんのおづぬ)」が修行場として御窟を開いたと記されています。その後も奈良・平安・鎌倉 と続く江ノ島の長い歴史の中で「泰澄」「道智」「空海」「安然」「日蓮」「蘭渓道隆」といった名僧たちが、夫々に、岩屋に籠り行を修しました。 弁財天をお祀りする宗教施設としての岩 […]
明治の神仏分離令以降、奥津宮と呼ばれるようになったこのお社ですが、弁財天を主祭神としていた江戸期までは、台風や「御掃除波」と呼ばれる夏季の激浪の影響で岩屋の水位が上がりやすい時期に、岩屋本宮(現在の「江の島岩屋」)の岩屋本尊を安置することから本宮御旅所と呼ばれていました。「新篇相模國風土記」によれば4月初巳の日に本宮より遷座し、10月初亥の日に還御していたそうです。 そうした背景から奥津宮そのもの […]
仁寿三年(853年)に江ノ島を訪れた慈覚大師・円仁は、窟屋に籠り三十七日の修法の末に十五童子を引き連れた弁財天女の来迎を得て、心見した弁財天女の姿を像に刻み国司に願い社壇を設けて安置しましたが、これが江島神社「中津宮」の前身「上之宮」の開創とされています。現在の社殿は、江戸期・元禄二年(1690年)に建立されたもので、その朱色も鮮やかな権現造には、江ノ島三社の中でもひと際目立つ存在感があります。中 […]
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 今回は、令和4年1月2日に初詣した「三浦七福神」をご紹介します。 三浦七福神は、昭和40年(1965年)に開かれた比較的新しい霊場で、元旦から1月末(御開帳は15日まで)にかけて三浦市内の五つの寺院と二つの神社をお参りします。 東京湾・太平洋・相模湾に囲まれた三浦半島の先端部をぐるりと巡り、遠く富士・箱根・伊豆の山々や伊豆諸 […]
江島神社・辺津宮(下之宮)は、江ノ島三社の中で最も北よりに位置し、江ノ島の玄関口である青銅鳥居から仲見世通りを抜け大石段を上ってすぐのところにあり、建永元年(1206年)に慈悲上人・良真の働きかけにより鎌倉将軍・源実朝が創建した江ノ島三社の中では一番新しい神社です。 ご祭神として、天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけひ)に際し素戔嗚尊の十束剣(とつかのつるぎ)を噛み砕いた天照大神が吹き出した息から生まれ […]
青銅鳥居を潜り瑞心門に至る参道「弁財天仲見世通り」の両脇は、旧江ノ島三坊のうち「岩本院」の流れを汲む「岩本楼」や「下之坊」が姿を変えた「恵比寿屋」 等の旅館、飲食店、土産物屋が立ち並ぶ江ノ島で一番賑やかな場所です。平成の初めごろにはスマートボールや射的のお店など昭和の雰囲気をたっぷり残した独特の風情がありましたが、すっかり小綺麗になってしまい、どこか寂しく感じられます。 参道突き当りにある江島神 […]
藤沢市江ノ島にある江島神社は、辺津宮(へつみや)・中津宮(なかつみや)・奥津宮(おくつみや)の三社からなります。御祭神(「江島大神」と総称される)は、天照大御神と須佐之男命の誓約により誕生した所謂「宗像三女神」で、 辺津宮(下之宮)では「田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)」、中津宮(上之宮)では「市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)」、奥津宮(本宮御旅所)では「多紀理比賣命(たぎりひめのみこと) […]