正福寺(佐白観音)
| 山号・寺名 | 佐白山正福寺 |
| 宗派 | 普門宗・単立寺院 |
| ご本尊 | 千手千眼十一面観世音菩薩 |
| 創建 | 白雉二年(651年) 開祖:粒浦氏 |
| 納経時間 | 8:00~17:00(11月~3月は9:00~16:00) |
| 拝観料 | 無料 |
| 札所 | 坂東三十三観音霊場 第23番 |
正福寺(佐白観音)の魅力
◎かつては百坊を超えた関東有数の巨刹の足跡
◎長いお寺の歴史を彩る数多の伝説と逸話
◎幾多の危機を乗り越え今に残る茨城県指定文化財のご本尊・佐白観音坐像
境内図

巡礼雑記
2025年12月25日 正福寺(佐白観音)◆坂東三十三観音霊場(第二十三番)参拝◆ ⇒投稿記事へ
坂佐白山(さしろさん)・正福寺(しょうふくじ)は、茨城県笠間市にあるお寺で、坂東三十三観音霊場第23番札所・佐白観音として知られています。
白雉二年(651年)に、三白山三白院三白寺として、現在の境内とは道路を挟んだ向かい側にある佐白山の山頂に創建されたと伝えられています。この年はすぐ近くにある笠間稲荷神社の創建と同じで、どうやらその発祥を一つのようです。
その後、鎌倉時代の初期には百を超える堂宇と千名以上の寺僧を擁する巨刹となったものの、13世紀には近隣の徳蔵寺との間の争いに介入した笠間時朝との確執から、全山が破却され多くの僧侶が虐殺されるという悲劇に見舞われました。しかし時を置かず、時朝により佐白山頂に建てられた笠間城の城地の中に観音堂が再建され、その後笠間氏の祈願寺として長く保護されました。天正年間(1573~1592年)に笠間氏が滅亡した際に堂宇は灰燼に帰したものの、 江戸期には、徳川家光より七石の朱印を下されるなど徳川家の保護を受け繁栄を続けました。
明治の廃仏棄釈の中で二度も焼き討ちに遭いましたが、ご本尊と仁王像だけが、かつてのライバル徳蔵寺や近隣の玄勝院に預けられ難を逃れました。
その後、檀家総代・石井家を中心とした勧進により昭和5年(1930年)に現在の場所に本堂が再建され、昭和58年(1983年)には寺号を観世音寺に改め単立寺院として独立しました。さらに平成24年(2012年)からは正福寺を名乗っていらっしゃいます。
ご由緒
佐白山正福寺は、茨城県笠間市笠間の佐白山麓にある普門宗の単立寺院です。開創は白雉二年(651年)で、ご本尊は十一面観音座像、坂東33観音霊場の第23番札所となっています。
ご詠歌
夢の世に ねむりもさむる 佐白山 たえなる法や ひびく松風
御朱印
| 坂東三十三観音霊場第二十七番札所 |
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年中行事
| 1月1日 | 新春護摩 |
| 2月 |
節分護摩法要 |
| 4月 | 春の護摩法要 |
| 3月(18日~24日) | 春の彼岸 |
| 6月第1火曜日 | 施餓鬼会 |
| 8月 | お盆法要 |
| 10月 | 写経供養 |
| 12月31日 | 年末お祓い会 |
季節の花々
| 春 | 侘助、越前水仙、桜、つつじ、石楠花 |
| 夏 | – |
| 秋 | – |
| 冬 | 紅葉 |
アクセス
| 住所 | 〒309-1611 茨城県笠間市笠間1056-1 |
| 電話・FAX | Tel:0296-72-1332 Fax:- |
| URL | https://shouhukuji.net/ |
【公共交通機関】
JR水戸線 笠間駅より 車で3分 徒歩で25分
【車】
北関東自動車道 友部ICより9分。
観光案内所駐車場(無料)。
