霊場札所一覧リスト
「湘南鎌倉寺社巡礼」で取り上げた各霊場札所一覧のリストです。
霊場札所一覧表の名称 | 概要 |
鎌倉三十三観音霊場札所一覧表 | 現在の鎌倉三十三観音霊場は、江戸時代の鎌倉郡三十三箇所をベースに大正から昭和にかけて成立した観音霊場です。神奈川県鎌倉市中心部(旧鎌倉町内)の寺院が札所になっていますので、比較的短期間で結願できるのが特徴です。また鎌倉市内の著名な寺院の多くが網羅されているため、鎌倉観光のガイドにもなる親しみやすい観音霊場でもあります。 |
鎌倉二十四地蔵尊霊場札所一覧表 | 子供の守護尊としても身近で親しみやすい地蔵菩薩様ですが、実は、釈迦入滅後、弥勒菩薩降臨までの間、六道を輪廻する衆生を救うという大きな役割を担っておられ、時代を問わず信仰を集めてきました。鎌倉二十四地蔵尊霊場は、最初、江戸時代に定められましたが、廃仏毀釈を経た明治34年に、改めて鎌倉市内の寺院を中心に編成されました。 |
鎌倉十三仏霊場札所一覧表 | 鎌倉十三仏霊場は、臨済宗・真言宗系を中心に鎌倉の中堅どころの寺院が連携して昭和五十八年(1983年)に開創された比較的新しい霊場で、あの世にて衆生を導いてくれる身近な十三の仏様を巡拝します。 この十三仏信仰の原型となる中国の「十王思想」は、仏教を中心としたインド思想に道教・儒教・マニ教等が習合したもので、冥界に赴いた親類縁者がよりよい六道世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)に輪廻転生できるよう、初七日から三回忌までを司る計十名の冥界の王にお願いするという趣旨の民間信仰です。 室町時代に日本で成立した十三仏信仰では、冥界の十王は何れも本地仏が冥界に垂迹したものであって其々対応する本地仏があるとされ、この十仏(十王)にさらに七回忌・十三回忌・三十三回忌を司る三仏(三王)が加わります。 |
坂東三十三観音霊場札所一覧表 | 坂東三十三観音霊場は、源平合戦後、武士の間での観音信仰が深まる中、源頼朝が発願し、源実朝が西国三十三観音霊場に倣い、観音菩薩の慈悲心が三十三の姿を取って人々を救済するという「妙法蓮華相経」の教えに従って、札所を定めたと伝えられています。当初は修験者や武士階級から始まり室町時代から江戸時代にかけて一般庶民にも広がりました。 |