鎌倉・長谷寺

山号・寺名 海光山・慈照院長谷寺(はせでら) 通称:長谷観音
宗派 浄土宗(単立寺院)
ご本尊 十一面観音立像
創建 天平8年(736年) 
開山:徳道上人
開基:藤原房前(ふじわらのふささき)
開門時間 夏時間(3月~9月)8:00~17:00(閉山17:30)
冬時間(10月~2月)8:00~16:30(閉山17:00)
拝観料 大人:300円、小学生:100円
札所 坂東三十三観音霊場 第4番
鎌倉三十三観音霊場 第4番
鎌倉江ノ島七福神 大黒天弘法大師相模二十一ヶ所 第12番鎌倉六阿弥陀霊場 第2番

※写真をクリックすると拡大します。

 

長谷寺の魅力

◎奈良の古刹・長谷寺、藤原北家の祖・藤原房前を織り込んだ壮大な縁起物語

◎想像以上の輝きとスケールで迫るご本尊「十一面観音像」の圧倒的存在感

◎何度参拝しても期待を裏切らない四季折々の花に彩られた美しい境内

◎隅々まで手入れの行き届いた境内にヌッと現れる不思議空間「弁天窟」

巡礼雑記

2018年8月5日 長谷寺(鎌倉)◆境内散歩◆ ⇒投稿記事へ
この投稿では、今年になって撮り貯めた写真を織り交ぜながら「下境内」から「上境内」まで鎌倉・長谷寺の境内全体をぐるりとご案内してます。
長谷寺には巨大な十一面観音像が安置された「本堂・観音堂」の他、「阿弥陀堂」「弁天窟」「千体地蔵」「かきがら稲荷」「さわり大黒」「福寿地蔵」「転輪蔵」等たくさんの仏様や神様がお祀りされていますが、それぞれ写真付で紹介しています。
また長谷寺は「花の寺」としても有名で、季節の花々がいつも楽しめる他、書院では写経・写仏も体験できます。さらに展望が素晴らしい「海光庵」でのお食事も一興です。

ご由緒


長谷観音渡海縁起
霊木を求めて諸国を巡っていた徳道上人が、養老五年(721年)に大和の国の初瀬で巨大な一本の楠を見つけ観音像造立の祈願をしたところ、稽文會・稽首勲を名乗る二人の仏師が現れ、僅か三日三晩で二体の観音菩薩像を彫りあげた。実はこの二人の仏師は不空羂索観音菩薩と地蔵菩薩が姿を変えたものであった。
観音像のうち一体は大和長谷寺の本尊とし、行基菩薩が衆生済度を祈願してもう一体を海中に投じたところ、16年後(天平八年・736年)に相模の国の長井浦に漂着した。知らせを聞いた藤原房前は、この像を鎌倉に遷座し、長谷寺開創の礎とした。
三十三観音霊場の創始
摂津中山寺の由来記には次のような内容が記されています。
養老年間に徳道上人が急死したところ、閻魔大王より、地獄に落ちる衆生を救うために観音巡礼を広めるよう依頼され、三十三の宝印を託され生き返った。しかし、衆生は徳道上人の話を信じようとしなかったため、やむなく摂津・中山寺にその宝印を納めた。
そして270年後、三十三観音霊場を再興するよう熊野権現より託宣を受けた花山法皇により、この宝印が探し出され、以降、日本各地に三十三観音霊場が開かれていった。

ご詠歌

長谷寺へ まいりて沖を ながむれば 由比のみぎはに 立つは白波

境内図


ご朱印

ご朱印は、入口直ぐ左手の朱印所で頂けます。「坂東三十三観音」「坂東三十三観音のご詠歌」「鎌倉三十三観音」「鎌倉江の島七福神」「鎌倉六阿弥陀霊場」とたくさんの種類がありますので、何れのご朱印を頂きたいのかはっきりと申し上げるようにしましょう。

団体客で込み合うことも多いので、入場時に朱印所にご朱印帳を預けて、帰りに受け取るようにするとよいと思います。なお、帰りにご朱印帳を受け取るのを忘れないよう、ご注意ください。

また、オリジナルのご朱印帳もいろいろと揃っております。桜、紫陽花、紅葉といった季節の花をモチーフにしたもの、落ち着いた唐草模様、長谷寺のユルキャラ?「和み地蔵」などお好みでどうぞ。

坂東三十三観音霊場 第4番札所 鎌倉三十三観音霊場 第4番札所

年中行事

1月1日 修正会・万灯祈願会
2月3日 節分会
3月18日 春季彼岸会
4月8日 灌仏会(花まつり)
5月11日 弁財天縁日
5月20日 かまくら長谷の市(春季)・第3日曜 
6月1日 阿弥陀会
6月18日 稲荷祭
7月18日 観音大施餓鬼会
8月10日 四万六千日詣り
9月18日 秋季彼岸会
9月26日 大黒天縁日
10月21日 かまくら長谷の市(秋季)・第3日曜
11月18日 写経清浄会
11月25日 紅葉ライトアップ
12月18日 歳の市
12月23日 奉納もちつき会
毎月18日 観音会

季節の花々

桜、辛夷(こぶし)、躑躅(つつじ)、馬酔木、三椏(みつまた)、白木蓮、菫、土佐水木、山茱萸(さんしゅゆ)、桃、雪柳、山吹、牡丹、しゃが、藤、石楠花(しゃくなげ)、皐月、岩煙草(いわたばこ)、睡蓮
金糸梅、紫陽花、花菖蒲、蓮、桔梗、百日紅(さるすべり)、女郎花(おみなえし)、芙蓉、百合、下野
彼岸花、萩、藤袴(ふじばかま)、石蕗(つわぶき)、菊、山茶花(さざんか)、紅葉、銀杏(いちょう)、千両、万両
椿、蝋梅、水仙、梅福寿草、黄梅、木瓜(ぼけ)、河津桜、万作

春の花

夏の花

冬の花

アクセス

住所 〒248-0016 鎌倉市長谷3丁目11−2
電話・FAX Tel:0467-22-6300 Fax:0467-22-6303
URL http://www.hasedera.jp/

【公共交通機関】
江ノ電「長谷」駅下車 徒歩7分
【車】
横浜横須賀道路「朝比奈IC」より鎌倉方面・約30分。
山門手前向かって左側に参拝者用有料駐車場(普通車30台、30分・300円)。