かまくら長谷の灯かり2018~鎌倉大仏・長谷寺・極楽寺etc~

かまくら長谷の灯かり2018~鎌倉大仏・長谷寺・極楽寺etc~

先週(8月20日~8月26日)、鎌倉・長谷地区ではライトアップイベント「かまくら長谷の灯かり」が催されました。途中台風のため中止となった日もありましたが、混み合うほどではなく、参拝客としてはちょうどよいくらいの人出で、蒸し暑い中でもスムーズに参拝できました。

ライトアップスポットは8か所(鎌倉大仏・長谷寺・光則寺・収玄寺・甘縄神明宮・御霊神社・極楽寺・鎌倉文学館)設定されましたが、開催時間帯は18:30~20:30と短目でしたので、2~3日かけてまわると丁度いい感じのイベントでした。

浅羽屋(長谷観音前)

まずは腹ごしらえに長谷観音参道脇の鰻の老舗「浅羽屋」に立ち寄りました。

鰻重もおいしそうでしたが、御膳も捨てがたく、結局は連れと御膳をいただきました。
「姫御膳」

「しらす御膳」

他のお客様は中高年の方が多く、向側の旅館「對僊閣(たいせんかく)」のように建物丸ごと保存していない分、小奇麗で入りやすいお店でした。

大仏通り

「鎌倉ジェラート」に心惹かれつつ、ふと看板を見ると、巣でもないのにツバメが数羽とまっていました。暗くなったので一休みでしょうか。


中華の名店「華正樓」も左手に見えます。旧華族の別荘だったそうですが、このように見晴らしの良い和室で北京料理というのは贅沢ですね。

大仏通り沿いには、土産物用の売店ブースもあります。

高徳院・鎌倉大仏

まずは、鎌倉大仏にお参りしました。阿形・吽形の仁王様がお迎えです。
入場料は、通常料金の200円でした。


この時間帯に大仏様をお参りしたことはありませんでしたので、また違った雰囲気を楽しめました。
大仏様の前庭には燭台風のランプが配置され、幻想的な広がりが浮かびます。


大仏様も、しっかりとライトアップされてました。

光則寺

二番目に長谷寺の隣にある日蓮宗・光則寺にお参りしました。地元の方々による屋台が少し出ておりました。参道から山門にかけてきれいに灯かりが並べられておりました。



境内は本堂まで青くライトアップされてました。拝観料はいつもと同じ100円です。

甘縄神明宮

9月7日には例大祭の仮屋祭を迎える鎌倉最古の神社「甘縄神明宮」も長谷の灯かりに参加していました。


まもなく例大祭です。お神輿も出番待ちですね。


立派な石段を上り、本殿にお参りしました。

収玄寺

四番目にお参りしたのが収玄寺です。


この日は、華道のイベントがあったようで本堂の正面に大きな生け花が据えられておりました。

御霊神社

長谷観音付近にも流れてくるお囃子に導かれて、江ノ電の線路沿いに進むと御霊神社の鳥居が見えます。

境内は、きれいにライティングされています。


「坂ノ下囃子連」によるお囃子も賑やかです。

音声ももどうぞ。

本殿にお参りしました。

ご神鏡にライトアップの青い光が反射しています。

極楽寺

この日最後に極楽寺をお参りしました。ぎりぎりでしたので、近くのコインパーキングに車を止め駆け込みました。

燭台風のスタンドの花弁は、微妙な光のグラデーションが素敵でした。

参道もしっかり照らされてます。


大きな百日紅のつるつるの肌が、光を反射してます。

長谷寺

⇒(ご参考)長谷寺のページへ
日を変えて長谷寺にお参りしました。山門の赤い提灯が遠目に鮮やかです。この日は、拝観料無料でした。

提灯が、下境内で配布されておりました。無線LAN経由で色をコントロールしており、参拝者全員の提灯が、数分おきに一斉に色を変化させます。すこしギョツとしました。

手水を遣って、上境内へ。


途中、卍池がうっすらと照らされていました

地蔵堂裏の「千体地蔵」は、何故かばっちりライトアップされてましたが、コースをはずれてましたので、こちらまで来る参拝客はいらっしゃいませんでした。

観音堂は鮮やかに輝いておりました。お参りしたあと観音ミュージアムに入ってきました。今の企画展は「観音さまと地獄のぞき」で、長谷寺所蔵の「十王図」「地獄草子」「阿弥陀三尊来迎図」「地獄菩薩図」などが拝観できます。


展望台から小坪の方向をみやると、丸いお月様が、提灯の上に浮かんでました。

書院前の石庭は、青や紫にライトアップされていました。

鎌倉文学館

最後に鎌倉文学館を訪れました。
四頭立ての馬車が通れるように整備された石畳を上ると、小さな隧道があります。

旧前田侯爵の別邸だったそうで、木材の柱と桁に縁どられたすてきな白壁が浮かび上がります。

内部に入りますと、何となくアールデコ風の仕上げになっています。鎌倉文士達が住んでいた場所がマーキングされている鎌倉の地図版が大きく掲げられていましたので、その場所の現在の風景を思い浮かべながら眺めていますと、直ぐに時間が過ぎてしまいました。

建物を出て庭園に回りますと、青く光る庭園の芝と和洋折衷の真白な邸宅がとても美しく、あのバルコニーから由比ヶ浜をバックにした鮮やかなバラ園を眺めてみたくなりました。来年はバラの季節に来てみたいと思います。

以上、少し長くなりましたが「かまくら長谷の灯かり」をご紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。