鎌倉北東部(二階堂・浄明寺地区)の寺社
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鎌倉市中心部から、二階堂、浄明寺、十二所(じゅうにそう)、朝比奈切通(正式には朝夷奈切通(あさいなきりどおし))を経て、横浜市金沢区六浦(昔はここまで海が来てました)に至る金沢街道(県道204号線→23号線)沿いのエリアは、両脇を樹々に囲まれた豊かな緑が魅力的です。また、観光客も少な目で鎌倉中心部の喧噪から遠ざかりたい方にはお勧めです。鎌倉逗子ハイランドを下ったコンビニあたりから鎌倉市街にかけてはとても緩やかな下り勾配となっており、初夏又は紅葉の頃には早朝ウォーキングが楽しみなコースになります。
この地区には、鎌倉五山の第五・浄妙寺(地名は浄明寺ですが)、竹林が美しい報国寺、坂東及び鎌倉三十三観音霊場一番札所の杉本寺、大塔宮護良親王を祀る鎌倉宮、日本三大天神に数えられる荏柄天神社など多くの寺社があります。
公共交通機関によるアクセスは、鎌倉駅前からバス又はタクシーを利用するのが一般的ですが、意外と鎌倉駅前からの高低差は感じられないことから、レンタサイクルもお勧めです。
寺院
覚園寺 ⇒覚園寺のページへ
◆覚園寺の魅力
◎重厚な歴史を背景に仏に導かれ集約されてきた二階堂地区・文化遺産の宝庫
◎実朝暗殺に際して北条義時を救った大倉薬師堂開創にまつわる戌神将伝説の裏表
◎観光客に踏み荒らされることもなく鎌倉深奥の薬師堂ヶ谷を埋め尽くす「夏の青葉」と「秋の紅葉」
◎鎌倉寺社ファンを惹きつけてやまない真夏深夜のディープな黒地蔵縁日体験
光触寺 ⇒光触寺のページへ
◆光触寺の魅力
◎大きな災害を免れた重要文化財「阿弥陀如来三尊像」を始めとする仏像・寺宝群
◎意外なことに鎌倉市内で時宗開祖・一遍が開山・開基に名を連ねる唯一の寺院
◎早朝の爽やかな金沢街道の空気を味わえる鎌倉駅の喧噪から最も離れた鎌倉三十三観音霊場及び鎌倉二十四地蔵尊霊場の札所
浄妙寺 ⇒浄妙寺のページへ
◆浄妙寺の魅力
◎隅々まで手入れの行き届いた清潔感溢れる境内
◎イングリッシュガーデンを愛でながら石窯ガーデンテラスで過ごす優雅な午後
◎来客の少ない平日の朝、抹茶を味わいながら心静かに眺める喜泉庵の枯山水庭園
◎「鎌倉」の地名の由来となる鎌足稲荷神社のご由緒
杉本寺 ⇒杉本寺のページへ
◆杉本寺の魅力
◎天平に遡る鎌倉最古の寺院に相応しい数多の伝説に彩られたご由緒
◎古刹然とした苔生す石段の深い緑と茅葺の本堂(観音堂)
◎ご本尊三体(内二体は重要文化財)を含む計五体の十一面観世音菩薩像
◎坂東及び鎌倉三十三観音霊場の一番札所(「発願」の寺)
瑞泉寺 ⇒瑞泉寺のページへ
◆瑞泉寺の魅力
◎広い境内全体が庭園であるかのようにお参りするたびに変化する四季折々の花の景色
◎南北朝期随一の禅匠として知られた夢窓国師の優れた作庭家としての一面を示す瑞泉寺庭園
◎長いお寺の歴史の中で蓄えられてきた重要文化財「夢窓国師坐像」を始めとする数多の寺宝
報国寺 ⇒報国寺のページへ
◆報国寺の魅力
◎青々と直ぐに伸びる孟宗竹が見事なミシュラン・グリーンガイド三ツ星に輝く竹林
◎足利一族の消長を刻む重厚な中世寺史
◎開山・天岸慧広を軸に広がる日中禅匠交流のダイナミズム
明王院 ⇒明王院のページへ
◆明王院の魅力
◎現在の鎌倉で唯一「五大明王」をお祀りする寺院
◎鎌倉幕府祈願所の伝統を受け継ぎ今も不動尊御縁日の毎月28日に修される護摩法要
◎まるで生きているかのようにリアルな表情に引き込まれそうな重要文化財指定の不動明王像
来迎寺(西御門) ⇒来迎寺(西御門)のページへ
◆来迎寺(西御門)の魅力
◎一体一体に深い云われが込められた如意輪観音半跏思惟像・地蔵菩薩坐像・跋陀婆羅尊者立像等の貴重な文化財
◎鎌倉三十三観音霊場、鎌倉二十四地蔵尊霊場、及び鎌倉十三仏霊場という鎌倉主要三霊場の札所を兼ね、鎌倉北東部巡礼の「HUB」となっているお寺の一つ
神社
鎌倉宮 ⇒鎌倉宮のページへ
◆鎌倉宮の魅力
◎鎌倉で最も重みのある旧官幣中社の社格
◎見通しのよい拝殿で奉じられとても拝観しやすい数多の祭礼
◎護良親王を中心に展開される建武の中興の物語