逗子・岩殿寺(岩殿観音)

山号・寺名 海雲山護國院岩殿寺
宗派 曹洞宗
ご本尊 十一面観世音菩薩
創建 養老五年(721年)
開祖:徳道上人・行基菩薩
納経時間 9:00~17:00
拝観料 100円
札所 坂東三十三観音霊場 第2番、坂東百八地蔵霊場第89番

岩殿寺の魅力

◎徳道・行基・空海と仏教界スターを揃い踏みの奈良時代・養老年間に遡る伝承

◎密教様と禅宗様が融合した逗子市指定文化財の観音堂

◎密教系が多い中ひときわ目立つ坂東三十三観音霊場唯一の曹洞宗寺院

境内図

岩殿寺・境内図

巡礼雑記

2024年4月24日 海雲山・岩殿寺◆坂東三十三観音霊場(第二番)参拝◆ ⇒投稿記事へ
岩殿寺は、大和国長谷寺の徳道上人が、この地に下向した際、十一面観世音菩薩と熊野権現が顕現し、そのお告げにより社を建てたのが始まりとされ、その後、巡錫の折に同じく奇瑞を得た行基菩薩が、奥の院に安置される十一面観世音菩薩像を彫った養老五年(721年)をもって開創とされています。徳道上人は鎌倉・長谷寺の開山としても知られていますが、鎌倉・長谷寺の開創は天平八年(736年)ですので、伝承上、岩殿寺の開創はさらに15年遡るという計算になります。  その後平安期には、正歴元年(990)にはNHK大河ドラマ「光る君へ」にも登場する花山法皇が来山して百僧供養法要を営み、続いて承安四年(1174年)には後白河法皇が来山し、坂東三十三観音霊場の二番札所に定めたとのことです。  鎌倉期に入ると源頼朝が毎月欠かさず参詣を重ねるなど、源実朝ら源氏一族の信仰を受け、七堂伽藍を備えるほどの高い寺格を誇っておりました。  安土桃山期には、寺勢は衰微しご本尊すらも失われておりましたが、関東に移封された徳川家康より三浦半島一帯の天領の管理を任され浦賀に陣屋を構えていた代官頭・長谷川長綱の保護により、天正十九年(1591年)には堂領五石が寄進されて境内が整備されました。この頃、長綱の菩提寺である東逗子・海宝院の末寺となり宗旨を真言宗から曹洞宗に改めて、初代・一機俊宗が中興しました。また同時に山号も海前山から海雲山に改めました。

ご由緒

ご詠歌

たちよりて 天の岩戸を おし開き 仏をたのむ 身こそたのしき

御朱印

岩殿寺・ご朱印(坂東三十三観音霊場参拝)
岩殿寺・ご朱印(四万六千日ご縁日参拝)

年中行事

毎月1日 十五日祝祷会
毎月18日 観音会
毎月第二日曜日 寶心会
1月26日 高祖降誕祭
2月15日 仏涅槃会
4月8日 仏誕生会
5月5日 鏡花祭
7月15日 大施繊鬼会
8月10日 四万六千日
9月29日 両祖忌
10月5日 達磨忌
11月21日 太祖降誕会
12月8日 仏成道会

季節の花々

馬酔木、木瓜、沈丁花、水仙
紫陽花、蓮
コスモス
蝋梅、梅

アクセス

住所 〒249-0001 神奈川県逗子市久木5-7-11
電話・FAX Tel:(046) 871-2268 Fax:-
URL

【公共交通機関】
JR東日本(横須賀線):逗子駅 徒歩20分。

【車】
横浜横須賀道路朝比奈IC→県道204号線鎌倉方面→明石橋交差点左折→鎌倉厨子ハイランド→県道205号線左折→堰場踏切先郵便ポスト左折200km。
参拝者用駐車場(無料)。