圓福寺(飯沼観音)
山号・寺名 | 飯沼山金照院圓福寺 |
宗派 | 真言宗・単立寺院 |
ご本尊 | 十一面観世音菩薩 |
創建 | 弘仁年間(810年 ー 824年) 開山:空海 |
納経時間 | 8:00~17:00 |
拝観料 | 無料 |
札所 | 坂東三十三観音霊場 第27番 |
圓福寺の魅力
◎千年を超えて現在に至る銚子の発展と一体化した重厚な歴史
◎ご住職さえお目にかかれない秘仏・十一面観音
◎観音堂前に聳える千葉県唯一の五重塔
境内図

巡礼雑記
2025年3月23日 圓福寺(飯沼観音)◆坂東三十三観音霊場(第二十七番)参拝◆ ⇒投稿記事へ
坂東三十三観音霊場第二十七番札所を務める飯沼山金照院圓福寺は、千葉県銚子市にある真言宗系の単立寺院です。銚子市は、いまでこそ醤油と漁業で有名ですが、もともとはこの圓福寺の門前町として発展してきました。
寺伝によれば神亀元年(724年)に、漁師が、ご託宣によりご本尊の十一面観世音菩薩を銚子沖で引き揚げたのが圓福寺の始まりとされています。その直後の天平年間には行基が来錫し、この十一面観音を厨子に納め、弘仁年間(810~824)に今度は空海が来錫し、台座と光背を作り開眼供養したそうです。
鎌倉時代以降は、地元の豪族・海上(うながみ)氏の保護を受け大いに発展し、戦国末期に小田原北条氏に味方した海上氏が衰えた後も、駿河から江戸に鞍替えした徳川家康から三十石の朱印を賜わるなど江戸期を通じて栄えましたが、第二次世界大戦末期の昭和20年(1945年)7月19日の銚子空襲で伽藍はほぼ全焼してしまいました。しかし地元の力強い支援の下、昭和46年(1971年)には観音堂を始めとした主要な建築物が整えられ、今日に続きます。
現在の境内は県道244号線により、観音堂エリアと本坊エリアに分断されていますが、もともとは両エリアに挟まれた土地を含む広大な境内を持っていました。
ご由緒
飯沼山・圓福寺(えんぷくじ)は、千葉県・銚子市にある真言宗の単立寺院で、坂東三十三観音第二十七番札所をお務めで、飯沼観音(いいぬまかんのん)と呼ばれています。醤油と漁業で知られる銚子の街は、飯沼観音の門前町として長く栄えて参りました。
ご詠歌
このほどは よろずのことを 飯沼に きくもならはぬ 波の音かな
御朱印
坂東三十三観音霊場第二十七番札所 |
![]() |
年中行事
1月(1日~7日) | 新春初祈祷 |
2月3日 |
節分会・星祭り祈祷 |
2月15日 | 涅槃会 |
3月(18日~24日) | 春の彼岸 |
3月21日 | 正御影供・弘法大師入定 |
4月(5日~17日) | お大師参り |
4月8日 | 釈迦誕生会(花祭り) |
4月21日 | 旧正御影供 |
6月15日 | 宗祖 弘法大師誕生法会 |
7月(12日~16日) | 市外壇信徒・先祖供養 |
8月1日 | 新盆大法会 |
8月(12日~16日) | 市内檀信徒・先祖供養 |
8月24日 | 地蔵回向大法会 |
9月(20日~26日) | 秋の彼岸 |
12月31日 | 除夜の鐘 |
毎月18日 | ご本尊縁日 |
季節の花々
春 | 桜 |
夏 | – |
秋 | 銀杏 |
冬 | – |
アクセス
住所 | 〒288-0054 千葉県銚子市馬場町293 |
電話・FAX | Tel:(0479) 22-1741 Fax:- |
URL | http://iinumakannon.com/ |
【公共交通機関】
JR銚子駅 千葉交通バス10分。『陣屋町観音前』下車4分
【車】
東関東自動車道・佐原香取IC→国道356号線1時間。
参拝者用駐車場(無料)。