鎌倉・円覚寺◆境内散歩(その4)◆洪鐘・弁天堂

  • 2021.04.04

円覚寺境内のセンターラインから東にそれた高台に国宝の「洪鐘(おおがね)」と弁天堂があります。 「おおがね」と呼ばれる梵鐘は、1301年(正安3年)に執権・北条貞時が鋳物師・物部国光に命じて鋳造した鎌倉最大(高さ約2.6m)の梵鐘で、円覚寺六世・西澗子曇(せいかんすどん)の銘「皇帝萬歳 重臣千秋 風調雨順 国泰民安」が入っています。また、この洪鐘は北条貞時が見た江ノ島弁財天の夢のお告げに従い円覚寺正 […]

獨鈷山・西明寺(益子観音)◆坂東三十三観音霊場(第二十番)参拝◆

  • 2021.03.05

坂東三十三観音霊場・第二十番札所の獨鈷山(どっこさん)普門院(ふもんいん)西明寺(さいみょうじ)は、別称「益子観音」の名の通り、益子焼で有名な栃木県益子町にある真言宗豊山派のお寺です。寺伝によれば開山・行基菩薩、開基・ 紀有麻呂とされていますが、天平時代に紀貫之で有名な豪族・紀氏の一族が移り住み益子町中心部の西に位置する「権現平」に紀貫之を祀る祠を建てたのが始まりで、康平年間(1058~65年)に […]

八雲神社(大町)◆境内散歩◆~京都・八坂神社に繋がる「鎌倉の厄除さん」~

  • 2021.02.17

鎌倉・大町にある八雲神社は、永保年中(1083年)に、後三年の役に参戦するため陸奥国に向かう途上の新羅三郎義光公が、悪疫に悩まされるこの地の住民を救うべく京都祇園社を勧請し、「鎌倉祇園社」として開創されました。その後も「西の京都祇園社」に対し「東の鎌倉祇園社」と呼ばれるほどの信仰を集め、室町時代には関東管領家、戦国時代には小田原北条氏、江戸時代には徳川将軍家と歴代の権力者に保護されてきましたが、明 […]

鶴岡八幡宮・一月の祭礼と行事~寒牡丹華やぐ睦月~

  • 2021.01.30

今回は、ぼたん園の寒牡丹も華やぐ睦月に鶴岡八幡宮で執り行われる祭礼・行事を、境内を彩る花々と共にご紹介します。初詣の人出でにぎわう1月の鶴岡八幡宮では、多くの祭礼・行事が目白押しです。まず元旦には、早暁に「歳旦祭(さいたんさい)」早朝に「神楽始式(かぐらはじめしき)」が執り行われます。さらに1月3日の「元始祭(げんしさい)」、1月4日の「手斧始式(ちょうなはじめしき)」及び「祭務始式」、1月5日の […]

出流山・満願寺(出流観音)◆坂東三十三観音霊場(第十七番)参拝◆

  • 2021.01.07

栃木市にある坂東三十三観音霊場第十七番札所・出流山満願寺の開山は、勝道上人が日光開山に先立ち観世音菩薩のご加護を仰ぐべく今の本堂の場所に堂宇を立てて千手観音を奉安した天平神護元年(765年)で、「出流(いずる)」の名の通りこの地はまさに日光の源流・ルーツに該ります。寺伝によれば、さらに遡る天平時代に役行者小角が、現在の奥の院「観音の霊窟」を発見したのが修験道場としての出流山の始まりで、子宝に恵まれ […]

三浦半島の初日の出と初詣(令和三年元旦)~森戸神社と亀岡八幡宮~

  • 2021.01.01

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。令和三年(2021年)の元旦は例年通り除夜の鐘を聞きながら地元の氏神様に詣でた後、一眠りしてから人込みを避けて三浦海岸近くで借りている畑にて初日の出を拝んで参りました。またその足で、三浦半島の西側相模湾岸沿いに北上し、真名瀬、森戸神社、逗子・渚橋及び逗子・亀岡八幡宮とドライブしてきました。 三浦半島・上宮田の初日の出 私が借りている […]

鎌倉・一条恵観山荘~紅葉の頃(2020年)~

  • 2020.12.19

鎌倉・浄明寺にある一条恵観山荘は、後陽成天皇の第九皇子として生まれ摂政・関白にまで上り詰めた一条昭良が出家した後、正保3年(1646年)頃、洛北・西賀茂に 造営した広大な別邸・西賀茂山荘の一部で、母屋と渡り廊下で繋がった「茶屋」と呼ばれる離れ座敷でした。昭良の没後は、 昭良の 次男・冬基が興した醍醐家(家格:清華家)に代々受け継がれてきましたが、終戦後の経済的理由からゴルフ場開発のため取り壊される […]

鎌倉・円覚寺◆境内散歩(その3)◆唐門・大方丈・書院・庫裏等

  • 2020.11.29

唐門・大方丈とその付近は、円覚寺の寺務及び臨済宗円覚寺派の宗務を司ると共に日常の諸行事を執り行う建物が集中しています。主要建造物の唐門・大方丈・小書院・大書院・庫裏は何れも関東大震災で倒壊しましたが、第二次大戦前に再建されています。なお普段、一般の参拝者は、書院や庫裏には立ち入ることはできませんが、毎年11月上旬の宝物風入に際しては、展示物を鑑賞しながら内部を拝見することができます。 境内図 唐門 […]

鎌倉・円覚寺◆境内散歩(その2)◆仏殿・選仏場・居士林等

  • 2020.10.26

今回ご紹介させていただく仏殿・選仏場・居士林・法堂跡・浴場跡といった場所は七堂伽藍のコアとなる重要な部分です。円覚寺の伽藍は、数多くの火災や地震によって失われ、その都度再建を繰り返してきましたが、今回の仏殿・選仏場・居士林については、そうした謂れを含めてご紹介できればと存じます。 境内図 仏殿 円覚寺の伽藍は、建長寺と同様に中国の径山(きんざん)・万寿寺に習った左右対称型の様式で、その中心となるの […]

鎌倉・円覚寺◆境内散歩(その1)◆総門・三門・馬道・白鷺池等

  • 2020.08.22

鎌倉五山の第二としてあまりにも有名な円覚寺は、建長寺開山・蘭渓道隆遷化の後に南宋より招来し建長寺五世に迎えられていた無学祖元を開山として、元寇の戦没者の霊を弔うため弘安五年(1282年)に、時の執権・北条時宗により建立されました。その後重厚な歴史を積み重ねつつ、現在も境内に計十八の塔頭を抱えるなど、建長寺と並ぶ鎌倉・臨済禅の中核寺院として重きをなしています。数多ある禅刹の中でも殊に特徴的な円覚寺の […]

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