北鎌倉・明月院のアジサイ(2019年)◆境内花巡り◆明月院ブルー

北鎌倉・明月院のアジサイ(2019年)◆境内花巡り◆明月院ブルー

先日、令和元年(2019年)の鮮やかな「明月院ブルー」を堪能して参りましたのでご案内します。明月院の紫陽花の9割以上はヒメアジサイで、その鮮やかでありながら深みのある独特の「青」は「明月院ブルー」と呼ばれ、参拝者の目に焼き付いて離れません。「ヒメアジサイ」という和名は、「植物分類学の神様」牧野富太郎博士が、普通のアジサイに比べて優美で女性的なそのイメージから名付けたそうです。明月院のヒメアジサイの今年(2019年) の見頃は、6月中旬から下旬前半になりそうです。

明月院の花菖蒲につきましては、以下のリンクをご覧ください。
⇒「北鎌倉・明月院の花菖蒲・2019年◆境内花巡り(2)◆」へ

さらに明月院の境内の様子全般につきましては、以下のリンクをご覧ください。
⇒「鎌倉・明月院◆境内散歩◆」へ

また明月院のご由緒、ご朱印、年中行事、季節の花々、アクセス等につきましては、以下のリンクをご覧ください。
⇒明月院へ

境内図(アジサイが綺麗なエリア)

明月院参道

JR横須賀線の東側沿いの道から「明月谷(めいげつがやつ)」の奥に続く明月院参道の入り口には、明月院の寺銘碑が建っています。明月院踏切から明月院寄りには駐車場がありませんので、車でお越しの方は要注意です。

こちらは、葉祥明美術館です。葉祥明は、緑の草原と青く広い空をモチーフにした清々しい作品が印象的な絵本作家で、私の子供たちも何冊か絵本を持ってました。

「鎌倉いとこ」の特設販売店です。「かぼちゃきんつば」・・・食べたいです。

入口から総門にかけて

門柱あたりから、いきなり明月院ブルー山盛りです。

総門・桂橋付近は、特に明月院ブルーのヒメアジサイの割合が高い場所です。

大きな青いハート型のアジサイです。

ハート型アジサイ

山門下の石段付近

午前10時ごろですが、そこそこ人出がありました。

山門からご本堂

山門からご本堂にかけては、ご本堂右手の書院奥に開いた円窓の写真撮影のために多くの方が並んでいました。その間は、今朝まで降っていた雨に濡れた瑞々しい緑を楽しみます。

来るたびに様々な表情を見せてくれる書院の円窓です。この日は、小道具を一切置かず、左手の金屏風前の花菖蒲だけのシンプルなレイアウトでした。

花菖蒲が満開の「本堂後庭園」の一番奥には、アジサイの苗木を育てる育苗場があります。四・五年は、こちらで育ててから表に植え替えるそうです。

開山堂から枯山水裏へ

山門内のアジサイは、開山堂から枯山水の裏側にかけて楽しめます。お地蔵さんに供えられたアジサイにも注目。

花想い地蔵
六地蔵

東側ルートでの下り

上りは山門正面の石段を利用しましたので、下りは山門東側(下り進行方向右側)のルートを辿ってみました。こちらのルートでは明月院ブルーのヒメアジサイ以外のアジサイが楽しめます。

カシワバアジサイ

このあたりから石段に合流。

最後までご覧いただきありがとうございました。この日同時に拝観した「本堂後庭園」の花菖蒲も、近々にご紹介します。